
運動をした後にやる「整理体操」って、覚えていますか。いまは、整理体操とは言わず、「クーリングダウン」と言うのかしら。激しく動かしたカラダの動きをすぐに止めるのではなく、ゆっくりと軽い運動をしながらカラダを冷ましていく、あれです。あれのこと。整理体操をすることで、カラダに残る負担を取り払って、疲れを軽減させ、筋肉に残る負担もほぐすわけだ。あの「整理」とは、カラダやココロを「整える」ということに通じるように思うのです。カラダの火照りを鎮めたり、ココロの動揺をスーッとおさめることと似ていると、思うわけ。
何年か前に、世の中にサウナというものの愛好者(サウナーというらしい)が増えてきたころ、「整う」という言葉をずいぶんと目にしたこと、耳にしたことがあるような気がする。ここでの「整う」は、サウナ、水風呂、外気浴を繰り返すことで、心身に深いリラックス感を得ることを言う。これは、緊張と緩和を繰り返すことで到達するトランス状態のことで、サウナーによると極上のシアワセな気持ちが味わえるそうだ。これは、体内で交感神経(興奮状態)から副交感神経(リラックス状態)へ急激にスイッチすることで起こる反応らしい。残念ながら味わってみたくても、熱い風呂が苦手なので、サウナも苦手。幸福感を味わうことができないでいる。この「整う」という言葉がいつの間にか広まり、定着し、日常会話の中でもフツーに使われるようになっている。
よく考えると、サウナから端を発して広がった「整う」という言葉は、もともとは次のように使われていた言葉だ。“こころを整える”、“旅の準備を整える”、“料理の準備を整える”、“書類を整える”、“条件を整える”、“肌を整える”、“息を整える”、“衣装を整える”、“身なりを整える”、“街並みを美しく整える”、“生活の環境を整える”、“髪の毛を整える”、“考えを整える”、“論点を整える” “文章を整える”…ほかにも、まだまだあるだろう。このように、用例はじつに多いが、すべてに共通点がある。「もっと良い状態にもっていく」というニュアンスだ。上述した用例の中でも、秋といえば、“旅の準備を整える”だろう、と言いたいところだが、今回言いたいのは“肌を整える”ということだ。夏の間にダメージを負った肌を整えてあげたい。いまはそう思いはじめるころだ。肌を整えるということこそが、秋にはピッタリと来る。
先に述べた「整理体操(クーリングダウン)」はランナーズハイやエクササイズハイなどハイになった状態のカラダをクールダウンさせるためのものだ。夏の肌(髪だって)も、じつはハイの状態になっているらしい。ことしのような激しい暑さやキョーレツな紫外線、さらには大量に排出される汗や皮脂などによる過度のストレスで、危機に瀕しているというのだ。この、夏の間のハイの状態が秋になって急に終了すると、秋の肌や髪を、クラッシュ(バテ)という試練が襲う。平たくいえば、夏のツケ(疲労やダメージ)が一気にドーッと出るわけだ。それこそが、秋。肌には保湿、髪には栄養。秋は「整える」が、必須の季節なのだ。
候は秋。秋と言えば夜長。好きな音楽でも流して、こころを整えながら、肌や髪をお手入れしたい。窓を開ければ、涼しい風が入る。虫の声が聞こえてくる。なんとも、整うシチュエーションではありませんか!
そんなときには「スクワラン」。古くからある定番のうるおい成分だ。試しに使ってみたが、とても使用感が良い。ほんの少量でしっとりツヤツヤの肌になる。まさに、「整う」感覚を実感できる、そして肌だけではなく、頭皮や髪の毛、爪や手、ボディケアや髭剃りあとにも使える。なんとも頼もしい、家族みんなの「整えの秋」の味方なのだ。
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