阪急うめだ本店

CONSTRUCTION

売場作りに環境負荷が少ない建材を使用し、
地球環境に配慮しています。

『GREEN AGE』では装飾に国産材を使ったり、アップサイクルした資材を使用したりするなど自然の健全な循環や、運搬・廃棄時に排出されるCO2を削減するための取り組みを取り入れています。随所に施された植栽が明るい空間を演出しているのもポイントです。

  • 売場装飾に大阪府内の間伐材を使用。

    売場中央の天井に設置している『GREEN AGE』を象徴する櫓に大阪府内の間伐材を使い、森林の健全な循環に貢献。併せて、近隣で木材を調達することで、輸送時に排出される温室効果ガスを削減しています。また万が一、作り変えが発生した際に再資源化できるよう、できるだけ釘や接着剤を使わず、伝統的な木組技術を生かしています。
    環境装飾や什器の一部に大阪府産木材を活用した取り組みにより2023年8月、『大阪府CO2森林吸収量・木材固定量認証制度』 第1号に認定されました。森林は大気中の温室効果ガスCO2を吸収し、木材として使われた後も炭素として固定し続けます。このことから、脱炭素社会の実現を目指す大阪府が、2023年4月に同認証制度を制定しました。

  • レストスペースの壁面装飾にアップサイクル資材を使用。

    お買物の合間に、荷物の整理や休憩にご利用いただけるレストスペースには、阪急うめだ本店の建て替え工事に伴い、土中から現れた旧本館を長年支えてきた地中杭を使用。保管していた倉庫の移転に伴い廃棄するはずだったものに、新たな役目を持たせました。

  • レストスペースの椅子を支える土台にもアップサイクル材を使用。

    椅子を支える土台に自社から出てしまう予定だった廃棄衣料品を混ぜ込んだサステナブルな環境配慮型建材PANECOを使用しています。PANECOを使用することで、焼却処分されるはずだった廃棄衣料品をアップサイクルして温室効果ガス排出量の削減や、深刻な廃棄衣料問題および森林破壊問題の軽減に貢献できます。

  • 環境負荷が少ない漆喰を柱と床の資材に。

    売場の床・柱は、天然鉱物資源“石灰石”を主原料とする漆喰で構成。漆喰は塗った後に硬化する過程で空気中のCO2を吸収するため、環境を保全する建材とされています。床材には、焼成をせずに排出するCO2を大幅に削減した漆喰タイルを使用。なお、タイルを製造する田川産業株式会社は、欧米発の環境認証“Cradle to Cradle”を取得しています。

  • さまざまな用途で使えるモジュール什器を採用。

    従来の店舗什器とは異なり、部品を組み替えることでさまざまな用途で活用できる、汎用性が高く可変性に優れたモジュール什器を導入しました。パーツの予備は持たず、ミニマムな運用を心掛けます。モジュール什器に使用している木材にも大阪府産の間伐材を使用しています。

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