―生誕150年―
上村松園 作品展

「春風」
(縦27.5×横36.9㎝、絹本・共箱・軸装)
気品溢れる女性たちの姿を描き続け、女性として初となる文化勲章を受章した日本画家、上村松園。今年、節目となる生誕150年を迎えました。明治・大正・昭和とめまぐるしく変わりゆく世相にも左右されず、理想の女性像を描くことに邁進。日本の近代美術史に大きく貢献し、未来の女性画家たちへの道を切り開きました。ぜひこの機会にご高覧ください。
上村 松園(うえむら しょうえん)
1875年、京都市下京区の葉茶屋に生まれる。
1887年、京都府画学校(現・京都市立芸術大学)入学。四条派の鈴木松年氏に師事。
1890年、内国勧業博覧会 出品、一等褒状 受賞。
1893年、幸野楳嶺氏に師事。
1895年、楳嶺氏の死去にともない、竹内栖鳳氏に師事。
1902年、息子・信太郎(松篁)が誕生。
1945年、奈良県平城の唳禽荘に疎開。
1948年、日本人女性初の文化勲章 受章。
1949年、逝去(享年74歳)、従四位に叙される。