※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2025 3月

美術散歩

神戸阪急 新館7階 美術画廊

3月12日(水)〜18日(火)
※催し最終日は午後4時終了

―生誕150年―
上村松園 作品展

「春風」(縦27.5×横36.9㎝、絹本・共箱・軸装)

「春風」
(縦27.5×横36.9㎝、絹本・共箱・軸装)

気品溢れる女性たちの姿を描き続け、女性として初となる文化勲章を受章した日本画家、上村松園。今年、節目となる生誕150年を迎えました。明治・大正・昭和とめまぐるしく変わりゆく世相にも左右されず、理想の女性像を描くことに邁進。日本の近代美術史に大きく貢献し、未来の女性画家たちへの道を切り開きました。ぜひこの機会にご高覧ください。

上村 松園(うえむら しょうえん)

1875年、京都市下京区の葉茶屋に生まれる。
1887年、京都府画学校(現・京都市立芸術大学)入学。四条派の鈴木松年氏に師事。
1890年、内国勧業博覧会 出品、一等褒状 受賞。
1893年、幸野楳嶺氏に師事。
1895年、楳嶺氏の死去にともない、竹内栖鳳氏に師事。
1902年、息子・信太郎(松篁)が誕生。
1945年、奈良県平城の唳禽荘に疎開。
1948年、日本人女性初の文化勲章 受章。
1949年、逝去(享年74歳)、従四位に叙される。

3月19日(水)〜25日(火)
※催し最終日は午後4時終了

~URUSHI ART
EXHIBITION~
藤田武志・久美子 彩漆画展

藤田武志 「長生蓋物」(径12×高さ10.6cm)

藤田武志 「長生蓋物」(径12×高さ10.6cm)

藤田久美子 祝福ツリー「林檎」(F10号)

藤田久美子 祝福ツリー「林檎」(F10号)

ダイナミックな波文様を泳ぐクジラや亀の彩漆画は、斬新な蒔絵と螺鈿を使って描かれています。地模様全体を色刷毛目で仕上げた飾皿・飾瓶は、演出の高い工芸品として存在感があります。縁起の良い文様のマグカップや弁当箱をはじめ、今の暮らしの中で楽しめる、カジュアルスタイルの器たちです。

藤田武志・久美子

PROFILE

藤田 武志(ふじた たけし)

藤田 武志(ふじた たけし)

1962年、徳島県に生まれる。
1984年、香川県漆芸研究所 修了。大島唯史氏に師事。
1986年、香川県漆芸研究所研究員 修了。
1995年、徳島の百貨店にて「漆二奏展」開催。
以後、徳島・神戸・横浜の百貨店で「彩漆画展」を開催。

PROFILE

藤田 久美子(ふじた くみこ)

藤田 久美子(ふじた くみこ)

1962年、宮城県に生まれる。
1982年、東京中央美術学園 卒業。
1985年、香川県漆芸研究所 修了。大西忠夫氏に師事。
1995年、徳島の百貨店にて「漆二奏展」開催。
以後、徳島・神戸・横浜の百貨店で「彩漆画展」を開催。

3月26日(水)〜4月1日(火)
※催し最終日は午後4時終了

それぞれの立体ART展

下田顕生「capture おに」(幅10×奥行10×高さ23.5cm)

下田顕生「capture おに」
(幅10×奥行10×高さ23.5cm)

渡辺おさむ「I’m thinking」(幅12×奥行18×高さ26cm)

渡辺おさむ「I’m thinking」
(幅12×奥行18×高さ26cm)

金属、樹脂、ブロンズ、木、ガラスなど、素材や技法が異なる5名の立体作家による作品展を開催します。それぞれの素材の特徴を活かした表現方法と各作家の個性が生み出すオリジナリティー溢れる世界観、ストーリーをお楽しみください。

出品作家
祝迫芳郎、大森暁生、下田顕生、百々謙三、
渡辺おさむ

本館9階 催場

3月12日(水)〜17日(月)
※催し最終日は午後5時終了

現代陶芸展

三浦小平二「青磁スペイン花車飾り筒」(径9.1×高さ22.5cm)

三浦小平二「青磁スペイン花車飾り筒」
(径9.1×高さ22.5cm)

金田萌永「透光練込組鉢『bouquet』(3点組)」左から(径20.2×高さ9.6cm、径20.3×高さ10.2cm、径20.3×高さ10.1cm)

金田萌永「透光練込組鉢『bouquet』(3点組)」
左から(径20.2×高さ9.6cm、
径20.3×高さ10.2cm、径20.3×高さ10.1cm)

山口真人「織部花器」(幅27×奥行23.5×高さ55cm)

山口真人「織部花器」
(幅27×奥行23.5×高さ55cm)

大嶋直哉「Biotop07」(F10号)

大嶋直哉「Biotop07」
(F10号)

佐藤佑「街とクマ」(F8号)

佐藤佑「街とクマ」
(F8号)

現代陶芸の礎を築いた巨匠から、現在第一線で活躍中の人間国宝、さらには気鋭の作家まで、逸品の数々が一堂に揃います。また、透光性のある土を用い、青と白を基調とした練込作品を制作する金田萌永と、織部、志野、黄瀬戸などの伝統技法をはじめ、複数の織部釉を掛け分けた作品や「琳派織部」と自ら名付けた伝統文様と織部の融合作品など、独自の世界観を表現する山口真人の作品を特集します。さらに、昨年に引き続き、日本画と現代陶芸を組み合わせた世界観もご紹介。切り抜かれたモノの配置や光の表現により新たなるフィクションとしての風景を創造する大嶋直哉と、過去と現在、自然と街など二つの対照的な物事をひとつの画面に合わせ、独自の色彩センスで表現する佐藤佑の日本画作品と現代陶芸のコラボレーションもご覧いただきます。

出品作家
物故作家:
河井寬次郎、十四代酒井田柿右衛門、
濱田庄司 、三浦小平二 ほか
人間国宝:
伊勢﨑淳、五代伊藤赤水、神農巌、
鈴木藏、前田昭博 ほか
人気作家:
石橋裕史、川瀬忍、四代德田八十吉、
古谷和也、和田的 ほか
特集作家:
金田萌永、山口真人
日本画:
大嶋直哉、佐藤佑(五十音順)
※出品作家は変更になる場合がございます。

  • ※イベントなどは都合により中止・変更になる場合がございます。
  • ※数量に限りがある商品もございますので、売切れの節はご容赦くださいませ。
  • ※写真と実物では色・素材感などが異なる場合がございます。
  • ※サイズは目安です。

※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2025 4月

美術散歩

神戸阪急 新館7階 美術画廊

4月2日(水)〜8日(火)
※催し最終日は午後4時終了

伊藤瑞寶 作陶展
~茶席に永遠の碧~

三田青磁 平水指(径36×高さ17.5cm)

三田青磁 平水指(径36×高さ17.5cm)

消えかけた三田青磁の名声を取り戻すべく活動を続ける伊藤瑞寶。伝統的な手法の作品とともに、自身のアイデンティティを追求した三田青磁の作品も手掛けています。平水指など、茶席で凛とした存在感を放つ伊藤の青磁の世界をお楽しみください。

PROFILE

伊藤 瑞寶(いとう ずいほう)

伊藤 瑞寶(いとう ずいほう)

1963年、愛知県に生まれる。
1986年、京都市立芸術大学陶磁器専攻 卒業。
1987年、愛知県立窯業高等技術専門校製造課程 修了。
1988年、三田焼窯元にて作陶。
1994年、三田市に築窯独立。陶号「瑞寶」。三田市立陶芸館講師 就任。
1997年、三田青磁研究委員会委員 就任。
2003年、三田市立三輪明神窯史跡園 三田焼技術伝承講師 就任。
2018年、個展開催(旧九鬼家住宅資料館・兵庫)。
2021年、展示会開催(兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー)。

4月9日(水)〜15日(火)
※催し最終日は午後4時終了

ニューアートコレクション

全民玉「Falling Light」(F6号)

全民玉「Falling Light」(F6号)

野村京香「待」(F6号)

野村京香「待」(F6号)

これからを期待される若手や今人気の作家など、新しい感性と豊かな表現力で作品を描く、注目の作家の作品をコレクションします。日本画・洋画それぞれのジャンルから集めた瑞々しい力作の数々をご覧ください。

出品作家
飯島二朗、磯部絢子、金丸悠児、
川上椰乃子、全民玉、野村京香、三島祥、
山口裕子 ほか(五十音順)
※出品作家は変更になる場合がございます。

4月16日(水)〜22日(火)
※催し最終日は午後4時終了

寺井ルイ理
「言葉が絵に変わる時:
私の心の風景」

「portrait of south」(縦46.5×横56cm〈額装込み〉)

「portrait of south」
(縦46.5×横56cm〈額装込み〉)

言葉は、私たちの思考や感情を伝えるための大切なツールです。しかし、言葉だけでは表現しきれない世界が、私たちの心の中には広がっています。言葉はいつ自分から離れて絵に変わっていくんだろう?それとも最初から絵の種として存在していて、その種がキャンバスというベースで育ったのが絵なのか?絵は何処から来るんだろ?果たして来るのか?僕自身がそこに辿りついたのか?本展では、私が日々の中で感じた言葉にならない感情や情景を、絵画として表現しました。

寺井 ルイ理

PROFILE

寺井 ルイ理(Louis Terai〈ルイ テライ〉)

寺井 ルイ理(Louis Terai〈ルイ テライ〉)

東京都に生まれる。
11歳より単身渡英。
Central St Martins LONDON 卒業。 WINCHESTER SCHOOL Of ART 入学。
FINE ART PAINTING を専攻し卒業。
その後展覧会に絵画作品を発表するかたわら、ロンドンを拠点に様々なアパレルブランドの企画にも携わる。
ロンドンのリーディングセレクトショップ、Brownsではバイヤーとしても活躍。
30歳で帰国。以降、アブストラクトペインティングを中心に作品を発表。
国内外のコレクターに親しまれている。
また、ルイ・ヴィトンをはじめとするブランド・企業とのコラボレーションも展開。
絵画制作だけにとどまらず、様々なディスプレイデザインやブランド・プロダクトディレクションも手掛けている。
アートフェア東京 2025年に出展。

4月23日(水)〜29日(火・祝)
※催し最終日は午後4時終了

朝日夏実 油絵展
―柔らかな光と時間―

「陽光」(P20号)

「陽光」(P20号)

身近な女性をモデルに、静かで落ち着いた時間の流れを追求して制作しております。“静かな時間”の美しさを、絵画を通じて感じていただけると幸いです。

朝日 夏実

PROFILE

朝日 夏実(あさひ なつみ)

朝日 夏実(あさひ なつみ)

1991年、愛媛県に生まれる。
2014年、奈良芸術短期大学専攻科洋画コース 修了。第90回白日会展 初出品 初入選。
2016年、第92回白日会展ホルベイン賞 受賞。
2018年、白日会会友 推挙。
2020年、第96回白日会展ギャラリー大井賞 受賞。白日会準会員 推挙。
2022年、第98回白日会展関西画廊賞 受賞。
2023年、白日会会員 推挙。
現在、白日会会員、大阪在住。

本館4階 アートギャラリー

4月2日(水)〜15日(火)
※催し最終日は午後5時終了

井口真吾 展

「ROSE SHOCK」(縦40×横40cm)

「ROSE SHOCK」
(縦40×横40cm)

「未来は思い出」(縦33.3×横24.2cm)

「未来は思い出」
(縦33.3×横24.2cm)

「ローズちゃんやバンロッホがいる世界」
によせて

私はオリジナルのパラレルな世界を通して、我々の住むこの世界とは何か、我々はどこへ向かっているのかを探究し続けています。ZEROを象徴するとんがり帽子とアイマスク姿の男の子Zちゃんが主人公の物語『Z CHAN』は、現代美術の枠を超えて、漫画、絵本、小説などでも表現されてきました。『Z CHAN』の物語に登場する“ローズちゃん”とは、現実の世界からZちゃんが住む世界へと迷い込んで来た女の子であり、“バンロッホ”は、また異なる次元となる“見えない世界”から参入したテディーベアです。“Z CHAN”の視点を通じて、私たち自身の存在や未来に対する問いかけが深まることを願っています。また、私の創作はコンピューター技術や量子物理学の発展とも密接に関わっており、これらの進化に呼応しながら、現実を新たな角度から問い直す試みでもあります。40年間にわたる『Z CHAN』の物語を題材とした作品が、訪れる皆様にとっても、現実を再考するきっかけとなり、新しい視点を提供できればと思います。

井口 真吾

PROFILE

井口 真吾(Shingo Iguchi)

井口 真吾(Shingo Iguchi)

1957年、広島県に生まれる。
1984年、漫画「Z CHAN」を発表。「Z CHAN」を題材とした一連のアート活動「Z PLAN」を開始。
1998年、「漫画の時代」展開催(~’99、東京都現代美術館、広島現代美術館)。
2010年、「上海万博開催記念版画」展開催(上海万博会場・中国)。
2021年、「ZCHANの世界」展開催(八千代の丘美術館・広島)。
2023年、「色と形と見えない世界」展開催(Shun Art Gallery 中国・上海)。「ART021 SHANGHAI CONTEMPORARY ART FAIR」展開催(中国・上海)。
2024年、「Forty love (40-0) LOVE GAME 井口真吾個展」開催(銀座三越・東京)
ほか、個展、グループ展、国内外アートフェア多数。中国上海の美術館が作品12点を買上げ。
著書
「Z CHAN ローズ」(青林堂1992)、「改訂版 Z CHAN ロータス」(青林工芸社2007)「バンロッホのはちみつ」(学研2001)、「VANROGH’s HONEY」(六曜社2013)、「Zちゃんかべのあな」(ビリケン出版1999)、「いちねんせいになったあなたへ」文 江國香織(小学館2011)、アートブック「Z30K」(BEAMS2014)、ほか著書多数。

4月16日(水)〜29日(火・祝)
※催し最終日は午後5時終了

ex-吉原奈桜展

「ぞろぞぞぞ」(F50号)

「ぞろぞぞぞ」(F50号)

“浮世絵×現代カルチャー”をテーマにユーモアあふれる作品を発表し続ける吉原奈桜。今や世界に誇る美術品である浮世絵、その構図や風刺の考えを残しつつ、自身が触れてきた現代カルチャーを掛け合わせることで、後世の人々に“今”を伝える作品を生み出しています。目には見えないけれど何か説明のできない現象を起こしてくれる、仲良くなったら絶対に楽しいだろうなと思える仲間たち…。「ex-吉原奈桜展」では、そんな仲間たち「妖怪」「幽霊」「神様」が、現代カルチャーと力を合わせる愉快な作品を含めてご紹介します。「現代の仲間たちの姿を見ることで、元の仲間たちの姿も知ってほしい!」そんな想いのこもった吉原奈桜の世界観をお楽しみください。

PROFILE

吉原 奈桜(よしはら なお)

吉原 奈桜(よしはら なお)

1989年、神奈川県に生まれる。
2016年、ハンドメイド商品をメインとした自身のブランド「PARADE TOKYO」の立ち上げと同時に「浮世絵×現代カルチャー」を掲げイラストを描き始める。
2019年、絵を描くことにのめり込み、“NAO YOSHIHARA”の名で絵描きに転身。これまでにアパレルブランドや飲食店とのコラボレーションなど様々なスタイルで活動中。
2023年、神戸阪急にてグループ展を開催(兵庫)。同年10月、「ART TAIPEI」に出品(台湾)。テレビ番組でタレントの似顔絵をイラストにするなどますます活躍の場を広げて活動中。

本館9階 催場

4月17日(木)〜21日(月)
※催し最終日は午後5時終了

ガレ・ドーム&ヨーロピアン
アンティークコレクション

エミール・ガレ「蝶文花器」(高さ30.6cm)

エミール・ガレ「蝶文花器」(高さ30.6cm)

ドーム「風雨樹林文花器」(高さ30.5cm)

ドーム「風雨樹林文花器」(高さ30.5cm)

19世紀末から20世紀初頭、フランスを中心としたヨーロッパで爆発的に流行した芸術運動、“アール・ヌーボー”。なかでも、昨年没後120年を迎えたエミール・ガレは、斬新な意匠と高度な技術でガラス工芸を芸術の域まで高め、同じくドーム兄弟も独自の傑作を数多く残しました。その作品の素晴らしさ、力強さ、装飾性の高さは21世紀の今日においても普遍の芸術的価値を持ち続けています。本展では格調高いエミール・ガレ、ドーム兄弟の逸品作品を中心に、アール・ヌーボーガラスの秀作と古マイセンなどのヨーロピアンアンティークコレクションの数々を一堂に取り揃えます。

出品作家・窯・工房
エミール・ガレ、ドーム兄弟、
ミューラー兄弟、ロブマイヤー、
ルネ・ラリック、マイセン
※出品作家は変更になる場合がございます。

  • ※イベントなどは都合により中止・変更になる場合がございます。
  • ※数量に限りがある商品もございますので、売切れの節はご容赦くださいませ。
  • ※写真と実物では色・素材感などが異なる場合がございます。
  • ※サイズは目安です。