※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2024 10月

美術散歩

神戸阪急 新館7階 美術画廊

10月16日(水)~22日(火)
※催し最終日は午後4時終了

日本画
-明日へのまなざし-

上村松園「古代美人図」(40×41.4㎝)

上村松園「古代美人図」(40×41.4㎝)

明治時代に入り、西洋文化を取り入れつつ社会の近代化が進む中、日本の伝統絵画、“日本画”の世界でも東京美術学校が創立され、美術展覧会が開催されるなど、西洋画の影響も受けながら発展し、今日に至っています。伝統に基づく技法や感覚、美意識、表現などは時代と共に変化しますが、自然に寄り添おうとする切ないまでの畏敬と愛着、変わることのない四季の自然の移ろいへの共感や祈りは、日本画ならではの“まなざし”ではないでしょうか。本展では、私たちの心を潤す日本画の逸品の数々を一堂にご覧いただきます。

出品作家
横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、川端龍子、
東山魁夷、平山郁夫、加山又造 ほか ※出品作家は変更になる場合がございます。

10月23日(水)~29日(火)
※催し最終日は午後4時終了

藤ノ木土平 作陶展

「唐津大井戸茶盌」(径15.2×高さ9.4㎝、而妙斎書付)

「唐津大井戸茶盌」
(径15.2×高さ9.4㎝、而妙斎書付)

“備前の徳利、唐津の盃”、“一楽、二萩、三唐津”と、古来より酒席に茶席にと珍重されてきた唐津焼。藤ノ木土平は、その唐津焼に新しい風を吹き込み続けてきました。今展では最新作約100点をご紹介します。

PROFILE

藤ノ木 土平(ふじのき どへい)

1949年、新潟県に生まれる。
1975年、唐津 大橋裕氏に師事。
1978年、美濃 加藤芳右衛門氏に師事。
1980年、唐津市に土平窯を開窯。

本館4階 アートギャラリー

10月9日(水)~22日(火)
※催し最終日は午後5時終了

中村朋子 作品展

「Magenta」(P20号)

「Magenta」(P20号)

“自然の中にある幾何学”をテーマに描く画家、中村朋子。日本画の繊細美、アール・ヌーボーのデザイン性、オリエンタル文化の乾燥地帯ならではの力強さなど、それぞれの環境から生み出された独特のデザインからインスピレーションを得て、具象、抽象を織り交ぜた現実世界にあるようでない世界観を、植物や光などの造形や色彩の美しさで描きます。本展では長年魅力を感じていた海底の謎に満ちた生物の生態を描く〈ワタノソコ〉シリーズを含めた20余点を展覧いたします。

PROFILE

中村 朋子(なかむらともこ)

中村 朋子(なかむらともこ)

1985年、岡山県に生まれる。
2009年、グループ展「LOVE展」に出展(神奈川)。
2010年、京都精華大学デザイン学部 卒業。
2013年、グループ展「EN展」に出展(フランス・パリ)。
2021年、スズラン百貨店にて個展開催(群馬)。
2022年、神戸阪急にて個展「Geometry in nature」開催。グループ展「new encounters」に出展(そごう千葉店)。
2023年、3つのグループ展に出展(そごう横浜店)・(西武池袋本店)・ART TAIPEI 30(台北・台湾)。
2024年、十粋会特集に出展(そごう広島店)、個展開催(阪急うめだ本店・大阪)。

10月23日(水)~11月5日(火)
※催し最終日は午後5時終了

ネオ・ポップ・プロジェクト パート4-江上秋花+
Thikity friends-

江上秋花「集会」(F6号)

江上秋花「集会」(F6号)

Thikity friends 左から「Feline Carnival」(M30号)「Canine Carnival」(M30号)

Thikity friends
左から「Feline Carnival」(M30号)
「Canine Carnival」(M30号)

新しいカルチャーがいち早く生まれる神戸の地で、ポップなアートワークを発信するプロジェクトとして2023年からスタートした“ネオ・ポップ・プロジェクト”。4回目の今回は、2名の女性アーティスト、江上秋花とThikity friends によるアニマル系アートワークをご紹介します。芸術の秋、カラフルでキュートなアニマルワールドをお楽しみください。

PROFILE

江上 秋花(えがみ あきか)

江上 秋花(えがみ あきか)

1993年、東京都に生まれる。
2018年、東京藝術大学美術学部デザイン科 卒業。
2020年、東京藝術大学大学院デザイン専攻描画装飾研究室 修了。
2021年、「描画図鑑」に出展(’23・’24、佐藤美術館・東京)。
2023年、Bunkamura Gallery Selection 2023に出展(Bunkamura Gallery・東京)。
SICF24:第24回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバルに出展(Spiral・東京)。個展「GIFT」開催(「+S」Spiral Market 丸の内・東京、髙島屋大阪)。
2024年、個展「WONDER」開催(「888ブックス」パールブックショップ&ギャラリー・東京)

PROFILE

Mako Producer of Thikity friends

Mako Producer of Thikity friends

1998年、神奈川県茅ヶ崎市に生まれる。
2021年、多摩美術大学グラフィックデザイン学科 卒業。
2022年、個展 201 GILLESPIE DR. Franklin TN 37067開催 ( VINYL・東京)。
企画展 “ROOM” (カフェ「No. 」・東京)。
2023年、企画展 P&A pottery class CERAMICS MARKET (渋谷PARCO)個展 Pixie 開催(VINYL・東京)。企画展 POD ART MARTに出展 (pod・岡山)。
2024年、個展 Flat Time開催 (SUPER PERSONAL SHOW CASE・東京)。

本館5階 うつわプラス

10月23日(水)~29日(火)
※催し最終日は午後6時終了

備前焼 古賀大介 器展

自然練込 写真右から 備前自然練込鉢(径16×高さ7㎝) 備前片口鉢(径17×高さ6㎝) 備前自然練込小鉢(径12×高さ4.5㎝) 備前片口酒器(径11×高さ7㎝)

自然練込
写真右から 備前自然練込鉢(径16×高さ7㎝)
備前片口鉢(径17×高さ6㎝)
備前自然練込小鉢(径12×高さ4.5㎝)
備前片口酒器(径11×高さ7㎝)

備前で採れる色や資質の異なる土を混合させた粘土を使い、紐作りで形成する古賀大介。 表面を削ることで現れる地層の様なマーブル状の景色が特徴的です。 手に馴染み、使うほどにしっとりとした手触りへと変化する日常使いの器が揃います。

PROFILE

古賀 大介(こが だいすけ)

古賀 大介(こが だいすけ)

1985年、兵庫県神戸市に生まれる。
2005年、創造社デザイン専門学校生活デザイン学科 修了。
2008年、沖縄県石垣島で陶芸を学ぶ。
2016年、備前陶芸センター 修了。川端文男氏の薫陶を受ける。
2018年、日本伝統工芸中国展 入選(以降3回入選)。
2023年、日本伝統工芸近畿展 入選。

※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2024 11月

美術散歩

神戸阪急 新館7階 美術画廊

10月30日(水)~11月5日(火)
※催し最終日は午後4時終了

石井宏志 作陶展

「墨弾き陶板」(縦24×横26cm)

「墨弾き陶板」(縦24×横26cm)

長年染付け技法による作品作りに取り組んでいます。素材は磁土を用いての磁器作品です。染付けの表現の方法では筆描きと吹墨、さらに墨弾きの技法を用いています。これらの方法で面の構成と線の面白さによる表現を求めて作陶しています。さらに上絵付けを併用することで作品に奥行きや深みが出ればと考えています。伝統技術を踏まえながらそれを活かすべく奮闘しています。

石井 宏志

PROFILE

石井 宏志(いしい ひろし)

石井 宏志(いしい ひろし)

1955年、兵庫県西脇市に生まれる。
1980年、石川県デザイン展 入選。
1985年、石川県現代美術展 入選。イタリア・ファエンツァ国際陶芸展 入選。中日国際陶芸展 入選。
1986年、金沢美術工芸大学大学院 修了。
1988年、朝日現代クラフト展 入選。
2019年、伝統工芸近畿展 入選 他入選多数。
現在、兵庫県工芸作家協会 会員。

11月6日(水)~12日(火)
※催し最終日は午後4時終了

根来寺根来塗 宗家
池ノ上辰山 展
-椀の諸種-

「根来寺椀」(直径12.8×高さ9.6cm)

「根来寺椀」(直径12.8×高さ9.6cm)

鎌倉時代から室町時代まで僧たちに使われていた根来塗は、豊臣秀吉の根来攻めで灰となってしまいました。根来塗師 池ノ上辰山は、中でも高僧のために作られていた、角が欠けにくく沸騰したお湯を直接入れることができ、熱による脱色が少ない幻の技法に惹かれ、河田貞氏のもとで学びながら、その復興に奔走。2007年には、和歌山県郷土伝統工芸品「根来寺根来塗」として復興登録され、文化庁長官からも表彰されるなど、その功績が称えられています。幻の根来塗をぜひ、ご覧ください。

PROFILE

池ノ上 辰山(いけのうえ しんざん)

池ノ上 辰山(いけのうえ しんざん)

1987年、河田貞氏に師事、根来塗の真髄を学ぶ。
1992年、和歌山・岩出町民俗資料館(根来寺山内)にて根来塗指導員養成講座に入り根来塗を習練する。
2000年、12月12日、総本山根来寺座主大僧正 稲葉信隆師より根来寺名 根来寺印を認許。同日、曙山制作の漆器産地名を「根来寺根来塗」と命名。
2003年、和歌山県知事より知事奨励賞を授与。
2006年、桂宮宜仁親王殿下より優秀漆工技術者として表彰される。
2007年、和歌山県知事より和歌山県郷土伝統工芸品に指定。同年、岩出市長より市民文化賞を授与。
2012年、明治神宮にて日本漆工協会より徳川宗敬賞を授与。
2019年、文化庁長官表彰被表彰者に決定。

11月13日(水)~19日(火)
※催し最終日は午後4時終了

画業50周年 西田藤夫 展

「青い佇み」(F100号、2005年)

「青い佇み」(F100号、2005年)

今年は美大を卒業してちょうど50年になる年です。考えてみるとリアリズム絵画に魅了されてきた半世紀でした。静物画家として対象物に無心になって入り込み、油絵独自の実在感ある表現や色のこくにこだわりつつ、いまのリアリズム絵画とは、長くイタリアに住んでいた日本人が描ける世界とはなにかという問いをし続けてきたこの50年間でした。

西田 藤夫

PROFILE

西田 藤夫(にしだ ふじお)

西田 藤夫(にしだ ふじお)

1950年、兵庫県神戸市北区に生まれる。
1974年、金沢美術工芸大学油画科 卒業。
1980年、渡伊、ブレラ美術学校に学ぶ。
2014年、回顧展開催(池田20世紀美術館・静岡、’21・石川県立美術館)
2023年、帰国、現在東京在住。
個展:32画廊、ストゥーディオ F.22(イタリア)、髙島屋、フジヰ画廊、神戸阪急などイタリアと日本で多数開催。

11月20日(水)~26日(火)
※催し最終日は午後4時終了

栗原莞爾 展
-W H A T E V E R-

「Waves of Kobe」(P15号)

「Waves of Kobe」(P15号)

2022年、東京藝術大学卒業・修了作品展で熱転写シートを絵の具代わりに用いて、現実とデジタルが混在した都市作品を発表し、センセーショナルな登場をした栗原莞爾。“現代都市の本当の姿を感じてほしい”というコンセプトのもと、鮮やかな色彩による力強い表現で注目を集めています。2023年には次世代の芸術家を紹介するテレビ番組『ブレイク前夜』に出演。今展では、情報を敏感にキャッチし、時代を切り取る手法で神戸を表現した作品も発表します。今までにない新しい美の価値観を示した、現代アーティスト、栗原莞爾の神戸での初個展、どうぞご期待ください。

PROFILE

栗原 莞爾(くりはら かんじ)

栗原 莞爾(くりはら かんじ)

1993年、神奈川県に生まれる。
2018年、多摩美術大学 絵画学科 油画専攻 卒業。
2021年、「第8回未来展」(日動画廊)出展。
2022年、東京藝術大学大学院 芸術学科 美術教育研究室 修了。第70回 東京藝術大学卒業・修了作品展「早暁賞」受賞。
2023年、個展「-The Ways of Seeing the Space of Nothingness-」開催(新宿髙島屋)。「ART SHOW GINZA ONBEAT MITSUKOSHI」出展(銀座三越)。ブレイク前夜展in金沢「秋元雄史セレクション~ブレイク前夜」出展。KOBE ART MARCHÉ’24 出展。
2024年、個展 -Orchestration- ART GALLERY UMEDA開催(大丸梅田店)。「ブレイク前夜展2024」artglorieux of tokyo 出展(GINZA SIX )。「ブレイク前夜展2024 in OSAKA」出展(ART GALLERY UMEDA) 。

本館4階 アートギャラリー

11月6日(水)~19日(火)
※催し最終日は午後5時終了

鈴木英人 展

「FOREVER MY FRIENDⅡ」(47.1×57cm)

「FOREVER MY FRIENDⅡ」(47.1×57cm)

’80年代からアメリカのリゾート地やクラシックカーを題材に、イラストレーターとして第一線で活躍する鈴木英人。光の陰影を繊細な線でかたどり、その中を透明感のある色彩で埋めていく独特のスタイルで多くのファンを魅了しています。今展では版画作品約20点をご紹介します。

PROFILE

鈴木 英人(すずき えいじん)

鈴木 英人(すずき えいじん)

1948年、福岡県博多市に生まれる。1971年頃より広告デザインを手掛け、デザイナー、アートディレクターを経験。
1980年、イラストレーターとしてデビュー。山下達郎のレコードジャケット、FMステーション誌のカバーデザインなど数多くのイラストレーションを描く。以後、商業デザインの世界にとどまることなく活動。
1985年、「EAST ALBUM」のタイトルで、版画(リトグラフ)30作品を、東京と大阪の5ヵ所の画廊で同時に発表。現代アート作家として活躍。以後、精力的に版画作品を発表し現在作品数は300点を超えている。また、イラストレーター、版画作家としてだけでなく、神奈川県の相模湾再開発事業「SURF’90」のアートプロデューサーを、東京都多摩地区の再開発「TAMAらいふ21」のアートディレクター、湘南国際村「モニュメント」を制作など、多岐にわたって活躍。「銀座G7ギャラリー」「ラフォーレミュージアム」「ニューヨークニッポンクラブニッポンギャラリー」「高崎市美術館」「美術館『えき』KYOTO」「横浜赤レンガ倉庫」ほかで個展を多数開催。
現在、神奈川県逗子市在住。

11月20日(水)~12月3日(火)
※催し最終日は午後5時終了

アレッサンドロ・ビオレッティ
絵画展

「無題」(縦90×横70cm)

「無題」(縦90×横70cm)

生粋のイタリア人ながら、日本文化をこよなく愛するアレッサンドロ。主に円形で構成され、丸みから感じられる柔らかい雰囲気に、明るいカラーリングが合わさることで、個性的で一目見て印象に残るイラストやキャラクターを制作しています。2022年「もっとワクワクする神戸・三宮へ 」の広告のメインビジュアルを手がけ、そのイラストが三宮の多くの場所に掲載されたことで神戸との縁が深まりました。彼が描く“POP・PRETTY・FUNNY”な世界観をお楽しみください。

PROFILE

アレッサンドロ・ビオレッティ

アレッサンドロ・ビオレッティ

1986年、イタリア・トリノに生まれる。
2005年、美術学校を卒業し初来日。日本での大冒険が始まる。
2014年、小学館より絵本『みつけてアレくん!せかいのたび』を出版。
2015年、日本に移住し、イラストレーターの道を歩む。
2016年、フリーランスイラストレーターとしての活動の傍ら、デザイン事務所に勤務。
2019年、イラストレーターとして独立。
2020年、東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の会員になる。
2022年、「マーク ジェイコブス」(MARC JACOBS)が手掛ける「BOOKMARC東京」で個展「ARE YOU A REBEL?」を開催。
2023年以降、クライアントワークを広めつつ、アートワークの制作も大切にし、日本各地で多数の展示会を開催。

本館5階 うつわプラス

11月6日(水)~12日(火)
※催し最終日は午後6時終了

美術・野入セレクション
「器・うつわ・ウツワ 展」
PARTⅡ

庄村健「福示のお重」(直径33×高さ29cm)

庄村健「福示のお重」(直径33×高さ29cm)

神戸阪急の美術スタッフ歴、35年の野入が企画する「器・うつわ・ウツワ展」の第2弾。
ご好評いただいた前回よりさらに内容をパワーアップしてお届けします。“器は常に食事や食卓を助けるだけでなく、生活スタイルを助けるもの”と考えて集めた作品の数々、どうぞご覧ください。

出品作家
伊勢崎淳、井上萬二、神農巌、島岡達三、
石黒宗麿、十三代今右衛門、十四代柿右衛門
(順不同)
※出品作家は変更になる場合がございます。

本館9階 催場

10月31日(木)~11月4日(月・休)
※催し最終日は午後5時終了

煌芽生の会

谷川泰宏「白龍」(F15号)

谷川泰宏「白龍」(F15号)

野村京香「睦月」(WSM)

野村京香「睦月」(WSM)

神戸阪急で6回目となる「煌芽生の会」を開催。煌めく芽から輝く巨匠へと羽ばたいていく。そんな思いを込めてこれからが期待される若手から今を輝く巨匠作家まで、さまざまに活躍しているアーティストの作品をご紹介します。

出品作家
飯島二朗、大森暁生、後藤まりえ、
小宮絵莉、瀧下和之、谷川泰宏、
東儀恭子、百々謙三、外山寛子、
中島千波、中村勇太、野村京香、
森田りえ子、渡辺おさむ ほか(五十音順)
※出品作家は変更になる場合がございます。

  • ※イベントなどは都合により中止・変更になる場合がございます。
  • ※数量に限りがある商品もございますので、売切れの節はご容赦くださいませ。
  • ※写真と実物では色・素材感などが異なる場合がございます。
  • ※サイズは目安です。