阪急うめだ本店

第25回 日本の職人展

東北の手仕事

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東北で生まれ、愛されてきた
伝統こけし12系統と、
創作こけしの魅力。

こけし工房「tsuN’agaru〈ツナガル〉」
「みやぎ蔵王こけし館」

江戸時代後期、東北地方の山間にある温泉地で始まったと言われる伝統こけしづくり。形や彩色、12系統の違いをぜひお楽しみください。宮城・遠刈田〈とおがった〉系と岩手・南部系の工人も来店。

宮城

遠刈田〈とおがった〉系こけし工人
小松 里佳
「南蔵王こけし工房 琳」

a.b.いらっしゃいませこけし(高さ約15.5㎝)各10,780円[限定各3] c.だるまこけし(高さ約5.5㎝)2,750円[限定3] d.e.三角こけし(高さ約6.5㎝)各2,200円[限定各5]

大阪生まれ、東北に惹かれて25歳で宮城・七ヶ宿へ。遠刈田系こけしに魅せられ、佐藤忠を師としこけし製作を学びました。伝統こけしに加え、表情豊かな作品に定評があります。

こけしづくりを始めたのは、結婚後。遠刈田の工人達からまず、木地技術の指導を受けました。

遠刈田系の基本型のほか、師である佐藤忠がつくる鈴木幸之助の復元、創作こけしにも取り組んでいます。

岩手

南部系こけし工人
田山 和泉

a.キナキナ 菊(高さ約12㎝)2,200円[限定5]
b.もりおかこけし 栗(高さ約15㎝)3,410円[限定5]
c.りんごもんぺ(高さ約12㎝)2,530円[限定5]
d.キナキナえじこ 菊(高さ約6㎝)2,750円[限定5]
e.あじさいこけし(高さ約6㎝)2,640円[限定5]

南部系の宮本永吉型を復活させた父、田山和文の元で修業し、キナキナ、安保一郎型なども継承。愛らしい独自の作品も発表しています。



宮城

ヨーロッパの貴婦人に愛された
パステルを未来へ。

藤村 さやか 藍染
「インディゴ気仙沼」

a.幻の染料パステルで染めた精麻のストール(麻100%)198,000円 b.天然藍で染めた精麻のストール(麻100%)132,000円[限定各5]

気仙沼で地域の子育て中の母親たちと藍を育てるところから、藍染に取り組む藤村さやか。いつのまにか忘れられたパステルという植物のブルーに魅せられ、こちらも種をまくところからはじめ、幻の色を復活させました。

染めとすすぎの工程を工夫することで、「インディゴ気仙沼」の色やニュアンスを出しています。

天然インディゴのボタニカルストール(コットン95%・レーヨン5%、約長さ180×幅58㎝)各19,800円[限定各5]

世界的なインディゴアーティストの元で藍染を学んだ藤村さやか。安全性と心地よさにこだわっています。

岩手

岩手の気候と愛情が育てた
ホコリをとるちぢれ。

高倉 清勝 南部箒 「高倉工芸」

南部小箒(ホウキモロコシ、約幅25×長さ80㎝)各44,000円[限定各3]

農閑期の副業だった南部箒づくりを本業とし、強い探究心でよりホコリが取れやすいコシの強い箒づくりに取り組む「高倉工芸」。軽さ、丈夫さなど使い勝手の良さも追求しています。

ホウキモロコシの土作りから、刈りとり、乾燥、編み上げまで1本の南部箒ができるまでには約1年かかります。

長柄箒 漆柄(ホウキモロコシ、約幅25×長さ130㎝)各110,000円[いずれも現品限り] 和洋服箒〈レザー〉(ホウキモロコシ、約幅10×長さ25㎝)各27,500円[限定各5]

その実力を会場でぜひ見てくださいと高倉清勝。

秋田

使い手としての視点が生きた
曲げわっぱ。

仲澤 恵梨 大館曲げわっぱ
「曲げわっぱ工房E08〈いーわっぱ〉」

おひつ3合(本体〈内寸〉:約直径13.5×深さ7㎝、蓋込み〈外寸〉:約直径16×高さ9㎝、3合用)52,800円[限定5] KOBAN(被せ)弁当箱(本体〈内寸〉:約幅8.8×奥行12.7×高さ3.5㎝、蓋込み〈外寸〉:約幅10×奥行14×高さ3.5㎝、350㎖)11,000円[限定7]

20年間お弁当作りをしてきた経験を生かした仲澤恵梨の曲げわっぱ。たとえば一般的な曲げわっぱのお弁当箱は、少し大きすぎると感じて、250、350、400㎖と小ぶりサイズでバリエーションをつくっています。

柴田慶信の曲げわっぱの温もりに触れたことがこの道へ入ったきっかけ。研鑽を重ね、伝統工芸士となった今も一生修業だと思っているといいます。

もっと曲げわっぱのよさを知ってもらいたいと、様々なアイテムに挑戦する仲澤恵梨。

山形

繊細にして優美。
木で咲かせたお花。

寺崎 将太 ウッドフラワー
「MOKUKA〈モクカ〉」

ウッドボックスアレンジメント〈L〉サクラ(材種:スギ・サクラ・マツ・ホオノキ・ヒノキ、花器:スギ、約幅21×奥行7.5×高さ21㎝)110,000円[限定5]

森林資源に恵まれた山形の相原木材が、木だからできる表現を求め「MOKUKA」を立ち上げました。高度な技術を持つ職人が木そのものの色を生かして作る繊細なお花たちは、香りもお楽しみいただけます。

カンナクズからひらめいて生まれたという木のお花。スギ・カエデ・ヒノキ・マツなど様々な木が用いられています。

シングルアレンジメント(バラ:ヒノキ、ユリ:ホオノキ、花器:スギ、花材:ドライフラワー・プリザーブドフラワー、約幅8×奥行8×高さ20㎝)11,000円

「MOKUKA」は、2016年に誕生したばかり。もっと多くの方々に知っていただくことが、大切な役割のひとつだとか。

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