上田葉子
作品名:光輪雲水(約縦192×横195㎝)
琳派はデザインの素晴らしさのみならず、時間を超えてリスペクトで受け継がれてきた純粋なアートだと思います。私も先人に深い敬意を持ち、学び、憧れをキルトで、琳派を表現できたらと思います。
主催:阪急うめだ本店 企画協力:合同会社キルトワーク
上田葉子
作品名:光輪雲水(約縦192×横195㎝)
琳派はデザインの素晴らしさのみならず、時間を超えてリスペクトで受け継がれてきた純粋なアートだと思います。私も先人に深い敬意を持ち、学び、憧れをキルトで、琳派を表現できたらと思います。
岡野栄子
作品名:コクリコ(約縦70×横100㎝)
ああ、仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟(こくりこ)われも雛罌粟。与謝野晶子によるコクリコの歌に憧れ作りました。フランス・ジベルニーへ行き、ついに見ることができたコクリコの群生。風に揺られて、君もコクリコ、われもコクリコなのでした。
岡本洋子
作品名:紅・白(約縦192×横192㎝)
未知のウイルスによって長く続いた閉塞感も終わり、我々は再び自由に世界を行き来できるようになりました。そんな状況を祝うキルトです。
片桐好子
作品名:幸―SAKI(約縦200×横200㎝)
イカは身近な海の恵みです。娘が臨海学校に行った海で“お土産”として持ち帰ってきたのは、海で拾ったイカの骨でした。人と海との関係の“新しい”一歩を、わたしたちに馴染み深いイカとともに踏み出すことができれば幸いです。
川嶋ひろみ
作品名:花は何処へ行った(約縦170×横170㎝)
2000年、テネシー州ナッシュビルでキルト展が開催されました。すぐ上の姉と現地へ、それからオハイオ州ライマに住む長姉の家に2週間滞在し、NYを観光して帰国。楽しいアメリカ旅行でしたが翌年、NYで起きた光景を知り世界平和を祈った作品です。
黒羽志寿子
作品名:流氷(約縦168×横180㎝)
膨張と縮小をした六角形の組合せで作るシリーズの一つです。白く冷たい輝き、心が引き締まるような凛とした空、オホーツク海岸に迫る流氷をイメージしました。
こうの早苗
作品名:ウェールズの思い出(約縦218×横170㎝)
ウェールズで出会った1800年代のキルトに心が安らぎました。その土地の風景や大自然の素晴らしさ、そこで出会った人々の温かさに心がいやされました。そんな自然に湧き出る感情に、改めてキルトの原点に出会い、その心の動きを作品に縫い込めました。
小関鈴子
作品名:アラウンド・ザ・ワールド(約縦220×横192㎝)
私の一番好きなパターンは“四角つなぎ”です。一辺が1.8㎝の四角のパターンはまるで“アラウンド・ザ・ワールド”。今までのキルト作りで残った布、思い出の布などの色々な柄を縫いつなげて。世界一周の旅に行きたいと思いを馳せながら作りました。
斉藤謠子
作品名:フィレンツェの街並(約縦200×横178㎝)
私はキルトなどのデザインを考える時、今まで訪れた場所の景色や教会などの建物の写真、旅先で見つけた小物、美術館で買った本がヒントになることがよくあります。そんなヒントと記憶の中の印象から色やデザインを変えたり広げたりすると、自分だけの思い出のようなオリジナル作品ができあがるのです。
阪本あかね
作品名:旅の日記(約縦190×横190㎝)
行ってみたい場所、旅先で出会った忘れられない人をキルトにしました。見ると一瞬でその世界に行くことができる、キルトにはそんな力がありますね。
菅原順子
作品名:家族の絆(約縦175×横165㎝)
愉しい時はともに喜び、落ち込んだ時はそっと寄り添い、いつもそばにいてくれるのが家族です。今ではペットのワンちゃんたちも家族に欠かせない大事な一員。そんなワンちゃんたちと旅に出かけられたらさぞかし楽しいことでしょう。今回は私の周りにいるワンちゃんたちを主役に、楽しくキルトを作成しました。
園部美知子
作品名:イギリスのバラ(約縦180×横200㎝)
イギリスの国旗は白地に赤い十字のイングランドの国旗と、青地に白い斜め十字のスコットランドの国旗などが組み合わせられています。イギリスの旅の思い出は草原の中に様々な花とバラが咲き誇る風景です。赤い十字の部分には大好きな白いバラをたくさん咲かせました。
中山久美子ジェラルツ
作品名:花籠のクッション(約縦47×横58㎝)
春の盛り花の地模様にはフランスらしいカナージュ、額縁のような花柄のスカラップ・マルセイユの刺繍をあしらいました。
野沢典子
作品名:カメラマンダーリン(約縦203×横203㎝)
地図と時刻表を片手に気ままな欧州鉄道の旅をするのが我が家のスタイル。家のアルバムには撮影担当の夫の写真が少ないのがちょっと残念。そこで印象深い風景や街とカメラマンのダーリンをキルトで描きました。人物はミシン刺繍のクロスステッチで埋め、風景なども手描きの線のようにミシン刺繍で表現しました。
マエダメグ
作品名:ハワイに咲く花・実る果実(約縦160×横110㎝が2作品)
ハワイの美しい自然は、色とりどりの花や果実で溢れています。伸びやかな枝葉に実るリリコイは、濃い緑の葉と紫の果実の美しいコントラストを描きました。フューシャピンクのロケラニはマウイローズと呼ばれ、島の花としてマウイで愛されています。どちらも旅先で出会った風景をそのまま切り取りました。
松浦香苗
作品名:時代を旅した布と伝統を繋ぐ(約縦75×横75㎝)
針仕事と出会う旅は私のライフワークです。特に惹かれるのは、市井の人々の暮らしから生まれた手仕事。ぎこちない針跡やハギレをつなげた素朴なキルトを見ると、それを作った人の過ごした時間が伝わる気がします。その布たちを大切に繋ぐ思いを込めて。
三浦百惠
作品名:タイムトラベル(約縦180×横140㎝)
“フィードサック”という布を使いました。長い年月でいただいたものが増え、この可愛い布を生かしたいとシンプルに仕上げました。“この布はあの時に”“これはあの人が”とくださった友やいただいた時を思い、楽しく温かな気持ちで針を進められました。
吉田サチ子
作品名:Good Morning(約縦189×横203㎝)
小学生時代、夏休み期間中に休まず行われるラジオ体操は、早起きを強いられるつらい行事でした。垣根に咲いた朝顔を数えながら会場まで歩いたものです。午後、萎んだ花は摘まれおままごとのジュースになりました。
若山雅子
作品名:オルソンさんの雑貨屋(約縦230×横193㎝)
こどもの頃大好きだったドラマ“大草原の小さな家”。開拓時代のアメリカを舞台にオルソン夫妻の雑貨屋が温かで印象的でした。量り売りの生地やカウンターに並んだ瓶詰めのキャンディーなど、昔憧れたお店を実際にビンテージボタンなどで表現しました。
鷲沢玲子
作品名:マルベーリャのバラ(約縦200×横182㎝)
スペイン旅行でアルハンブラ宮殿を訪れ、コスタデルソル(太陽の海岸)に向かい白く輝く地中海の自然の素晴らしさに感動しました。その時の海の色をイメージしてライトグリーンを選びました。私は新しい作品を作る時、デザインの新鮮さを追求しています。今回はアニバーサリー・ローズ(記念日のバラ)のデザインを中央に置き、センターメダリオン構成にしました。