ウィークデーを終えた土曜日の朝は、雨さえ降っていなければ2時間ほど散歩に出かける。行き先はさまざま。先々週は須磨の海を眺め(ほとんどの時間を遊歩道に腰掛けて過ごしたので散歩とは言えないかもしれない)、先週末は布引の滝へ。新神戸駅の高架を山側に抜けて石橋を越えると、もうそこは山の入り口。雄滝方面に石段がそびえる。この石段は、下から見上げると無限に続くようでじつは数分でのぼれる。だがしかし、なかなか勾配がきつい。毎度しっかり息が上がる。石段の半ばで太ももを上げるのがしんどくなる。
一方で、それが心地よくもあったりして。ただひたすらに、石段をのぼる。右・左・右・左の歩行のリズムに合わせて、わたしという存在が森に溶けていくよう。見渡す限りの木々のグラデーション、擦れ合う枝葉や遠くに聞こえる滝の音、肌に感じる心地いい湿度、草木や土の匂いに覆われて、五感が没入していくのだ。そうしているうちに、「アレはどうしたものだろう」「そろそろコレにも手をつけないと」「ああ、ソレもしないといけないんだった」など、ウィークデイから思考回路にこびりついたままの無数のアレ・コレ・ソレ――やり残したこと、気掛かりなこと――が雲散霧消し、頭のなかがクリアになっていく。
石段をのぼりきってしばらく進むと、水しぶきをあげて岩壁をつたう雄滝がついに目の前に。勢いよく滝つぼに向かう水の流れは不規則で、でも一定のおおらかなリズムが根底にあるようにも感じる。ベンチに座ってぼうっと滝を眺めていると、思考回路にぽつりぽつりと新たなアレ・コレ・ソレが顔を出してくる。でもそれらは、先ほどと違って活きがいい。「ひとまず◯◯しよう」「この順番で取りかかろう」と前向きな姿で頭のなかを巡っていく。
わたしにとって朝散歩は、思考がこびりついた頭のなかをクリアにし、はっきりした頭とすっきりした気分で週末をはじめるためのスイッチ的存在だ。
クリアにすることが新陳代謝のスイッチになるのは、頭のなかだけではなく、外側も同じ。健やかな髪は、清潔でクリアな頭皮環境があってこそ育まれるそう。顔を洗うことを「洗顔」というが、頭を洗うことを指すのは「洗髪」であって「洗頭」とはいわない(たぶん)。そんな言語感覚も影響してか、洗髪の際に頭皮をきれいにすることに意識を向けているひとって、あまり多くないのではないだろうか。
毎日の洗髪で頭皮をきれいにするって、どうやって? そう思った方は、ヘッドスパブラシを使ってみてはいかがでしょう。Of cosmeticsのヘッドスパブラシは、哺乳瓶の口と同じ素材でできたブラシがやさしく機能的に頭皮の汚れを取り去ってくれる。
頭皮の汚れをクリアにすることで、洗い上がりのすっきり感と、マッサージ効果によるリラックス感をもたらしてくれるヘッドスパブラシ。なかなかおすすめです。さあ! クリアから、はじめよう。