海や山をいつも感じる暮らしのフロア 本館6階 Feel the Wind

2024.02.28

髪というアイコン。

10代に足を踏み入れた娘が、K-POPのガールズグループに夢中だ。毎朝学校に行く準備をしながら、リビングのテレビでステージパフォーマンスのYouTube動画を延々と観ている。自然とわたしの目にも映るわけだが、たしかに彼女たちのダンスには魅入ってしまうものがある。激しさ、しなやかさ、かわいさ、かっこよさ――表現のバリエーション、そして緩急のつけかたがステキ。下ろしたロングヘアさえも、躍動感を醸す要素になっている。頭を振ったときの、まるで毛先まで踊っているかのようなあのダイナミックな髪の動きは、どうやって操っているのだろう。わたしが真似してやってみても、ただ髪がバサッと顔にかかるだけだ。

画面のなかの彼女たちを眺めていて、髪って「顔」のなかで一番面積を占めるパーツなのだと、ふと思った。カメラがズームアウトすると、つるんとした肌よりも、整った目鼻立ちよりも、髪がそのアイドルの「顔」のアイコンとなる。

これって、相手を遠目に見たときに限ったことではないし、アイドルだけの話でもない。わたしたちだって皆、たとえ間近にいたとしても、横顔は見える面積の半分以上が髪だし、なんなら後ろ姿は髪が「顔」のすべてだ。

一度気づくと至って当然のことなのだけど、ふだん真正面から鏡に向かって身支度をするとき、わたしはほとんどこのことを気に留めてこなかった。髪を整えるのは、メイクの「ついで」くらいの位置付け。ほんとうはメイクするのと同じくらい、もしくはそれ以上に、髪を整えることに気を配った方がいい? いまインターネットで検索したら、「人の第一印象の7~8割は『髪型で決まる』と言われています」という情報に出会った。

髪はつねに人目に触れるパーツでありながら、服やメイクで覆うことができない。ほぼ「素」のまま、24時間365日稼働している。あらためて鏡のなかの自分を覗いてみると、前髪の分け目のうねりが気になる。なんだか「はらり」としていないのだ。いうなれば「ぺちゃっ」「ぼさっ」。あらやだ、髪の主であるわたし自身がなんだかしおれている感じ……生命力を、躍動感を、髪に宿したい。

いつでも「素」の姿で、わたしの人生に伴走してくれている「髪」という存在。年齢を重ねてからの髪の広がりやうねりには、頭皮の老化が影響しているという。老化の一因は、シャンプーやトリートメント剤のすすぎ残しにあるのだそう。毛穴を清潔に保つために、あえて髪へのコーティング成分を含まないシャンプーに切り替えるのも、妙案かもしれない。

THE HERBS  SHAMPOO LAVER(シャンプー ラヴェ)
250ml  4,950円(税込)
【THE HERBS】
厳選したドライハーブからの原料の抽出をはじめ、すべての製造プロセスを芦屋市の自社工場でおこなう化粧品メーカー。「足し算のケアから引き算のケアへ」をコンセプトに、植物の力(フィトケミカル)を活かした「肌に足りなくなったものを補うケア」を提案、製品開発している。
【SHAMPOO LAVER(シャンプー ラヴェ)】
髪をコーティングするトリートメント剤を使用せず、頭皮の残留物質などを「引き算」するシャンプー。頭皮にフォーカスしたヘアケアは、使い始めこそ「泡立たない?」「キシむ?」といった感じがするものの、ドライヤーで乾かすとサラサラに。ハーブの成分が、根元の立ち上がり、髪のハリ、コシを生みだします。ショートヘアなら1本(250ml)で約3ヶ月分。
■売場
本館6階 モーニングフロー
フロアマップ
記事一覧
前の記事
次の記事

Read More

Kobe Style World