海や山をいつも感じる暮らしのフロア 本館6階 Feel the Wind

2023.10.31

あの女優のように。

おしゃれに興味のある人なら、ファッションのお手本にしたい憧れの存在がきっと1人はいるはず。わたしにとってそれは、ジェーン・バーキンだ。彼女を知らない世代でも、その名前くらいは聞いたことがあるのでは?
簡単に解説しておくと、ジェーン・バーキンはイギリス出身の俳優で歌手。1960年代にフランスへ渡ると、自然体の生き方とファッションが支持され、またたくまに世界中の女性が憧れる存在になった。
現在40代のわたしは、どちらかというと彼女の娘世代。それでもファッション雑誌や映画を通して目にしていた若き日のジェーンは、色褪せることのないファッションアイコンそのものだったし、もちろん50代・60代になってからの姿も「カッコいい大人の女性」としてわたしの中に君臨し続けてきた。

なぜ急にそんなことを熱く語り始めたのかというと、今年(2023年)の7月にジェーン・バーキンが亡くなったからだ。76歳だったという。「ジェーン・バーキン死去」のニュースとともに流れてくる彼女の輝かしいポートレートの数々を眺めていたら、悲しいニュースではあるのだけど、やっぱりその魅力に心動かされずにはいられなかった。ジェーンを真似て、おしゃれして出かけたい気持ちがふつふつと高まってきた。

ジェーン・バーキンといえば、その名が冠された某一流ブランドのバッグが有名だけど、彼女のファッションを象徴するのは何もこのバッグだけではない。とくにわたしが真似したいのは、自然体なのに洗練されたデニムスタイルだ。そもそも、あのブランドのバッグには手が届かない(笑)。
ジェーンがデニムをはくと、なんてことのないボーダーシャツとの組み合わせも、おしゃれなカジュアルファッションの代表になった。フリル付きのブラウスを合わせたフェミニンなデニムコーデもとびきりキュートで、今見ても胸がときめくんだよなあ。ミドル世代になってからの白シャツやカーデガンを無造作に羽織ったスタイルもまた素敵で、「いくつになってもこんなふうにカッコよくデニムを着こなせる女性になりたい」と思ったものだ。でもね。実をいうと彼女のファッションって、誰もが簡単に真似できちゃうところが最大の魅力だったりするのです(同じように着こなせているかどうかは別としてね)。

というわけで、わたしはクローゼットから1本のデニムを取り出し脚を通す。本日のテーマは、部屋でくつろぐデニムではなく、街へお出かけする大人のデニムファッション。シンプルかつスタイリッシュをテーマにしたブランドのデニムは、ジェーンを真似るには理想的ではないだろうか。しかもこのデニム、柔らかくて履きやすいうえに美脚効果もあるのがうれしい。これで少しはジェーンに近づけるかしら?
デニムに合わせる小物選びも重要だ。バーキンは持っていないけど、ジェーンを象徴するもう1つのアイテム・カゴバッグならある。季節はもう秋だけど、ジェーンは年中カゴバッグを持っていたというから問題ないよね。鏡に向かって笑顔をつくり、モデル気取りでポーズを決めてみる。
準備完了。さあ、街へくり出そう!

upper hights「スリムテーパードパンツ」
27,500円(税込)
2014年に誕生した、デニムを中心とした東京のブランド。「SIMPLE」かつ「STYLISH」をテーマにコレクションを展開。生地、フィット感、デザインを細部まで計算し、着る人を惹きたてる、高品質でシルエットにもこだわったアイテムを提案している。細身からワイド、ボーイズストレートなど、ラインも豊富に揃ったデニムは、40代・50代の女性からも支持が高い。
裾を細く仕上げたスリムテーパードパンツは、すっきりとした美脚ラインを保ちながら、柔らかい生地感で履き心地も快適。街中でのショッピングや友人とのランチなど、カジュアルになりすぎずスタイリッシュに着こなしたいシーンや、アクティブに動きたい日にも活躍する万能モデルだ。
■売場
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