華やかで洗練された暮らしのフロア 本館4階 Time of Grace

2025.11.28

神さまからのプレゼント。

そろそろクリスマスの足音が近づいてくるころ。その足音は、ヒタヒタと忍び寄ってくる忍者の気配ではない。ジングル♪ジングル♪と陽気に口ずさみつつスキップしながらやってくる。そんな感じだ。クリスマスが近づいてきて、皆、こぞりて、陽気になるというものだ。なにが、ひとを陽気にさせるのか。それは、「贈り、贈られ、好き、好かれ」という気持ちの交換によるものだろう。アドベントカレンダーなるものがあるように、クリスマス当日にむかって、ひとのこころはだんだんとヒートアップしていく。飾り付けのこと、料理のこと、プレゼントのこと。「さて、ことしは、どんな趣向で?」と、日々悩み考え直すことの繰り返し。それも、クリスマスの楽しみのうちなのだ。

ところで、プレゼントについて、最近思うことがある。それは、SNSをやっていて感じることに通じる。どういうことかというと、「give & take(あげるから、返して)」という関係を強要されている感じに近い。その義務的な、“ねばならない関係”が煩わしい。心地よいはずの関係が、義務を伴うことで鬱陶しくなってしまう。「いいね」を押すと、「いいね」が返ってくる。それが、「いいね」の貸し借りみたいで嫌だ。あるときから「いいね」を返さなくなると、「いいね」は返ってこなくなる。これって、「いいね」という気持ちのやりとりじゃなくて、「いいね」の物々交換じゃん。なんだか、「いいね」を稼ぐためにだけSNSをやっているようで、気持ちが冷めてしまう。いいものはいい。だから、「いいね」を押す。返礼を期待する「give & take」な気持ちではなくて、シンプルに「give & give」で良いじゃないですか!少なくても、じぶんはそう思っていたい。プレゼントも同じ。あのひとがくれるから贈るという姿勢は、けっきょくふたりの関係が、モノがとりもつ関係になってしまう。良いものを見つけた。おっ、これは、あのひとに使ってほしい(食べてほしい)。「だから、あげたい」という素直な原初でありたい。クリスマスプレゼントだって、くれるからあげるではなく、あげたいからあげる。それで、いいじゃないですか!義務感で贈り物をするようになっちゃうと、つまらないですもんね。

ま、理屈っぽい話はこれくらいにしておきましょう。日本中で、世界中で。もしも宇宙人もいるなら、宇宙中で、プレゼントが行き交う12月。考えてみれば、クリスマスシーズンは神さまがわたしたちにプレゼントしてくれた、極上の贈り物ではないでしょうか。きっと、神さまはお返しなんか期待していないはず。1年間がんばったわたしたちに、あげたいものをあげたいだけだったのだろう。

なんてことを想像しながら、ことしは百貨店を歩いてみたい。そんなワタシがいま目をつけているプレゼント候補は、クリスマスブレンドの紅茶だったり、特別なクリスマスパッケージのハンドクリームとソープの詰め合わせだったり、オーナメントだったりするのです。あげたい相手は、ワインでも飲みながら、これから考えまーす。

ザ・イングリッシュソープカンパニー「WINTERTIDE ギフトセット」
5,940円(税込)
1999年に設立されたイギリスの老舗石鹸メーカー「イングリッシュソープカンパニー」。自然と歴史に恵まれたイーストサセックスでつくる、ヨーロッパの冬をイメージしたハンドクリームとソープのギフトセット(石鹸ポーチ付き)。シアバターなどの保湿成分がたっぷりと含まれ、寒い季節にお肌をしっかりと保湿してくれる。
ムジカティー「クリスマスブレンド2026」100g缶
1,836円(税込)
毎年ブレンド内容が変わる、ムジカティーのクリスマスブレンド。クリスマス菓子やスイーツに合うよう、スパイスやハーブを使用しない。紅茶のみのブレンドはミルクティー向きだ。
「期間限定クリスマスショップ」
2025年11月5日(水)~12月25日(木)
本館4階パティオステージ4にてクリスマスツリー、オーナメント、リースなどクリスマス雑貨を豊富に展開中。
■売場
本館4階 グレイスフルテーブル、ラ・ノクタンビュール、パティオステージ4
フロアマップ

本記事に掲載の商品は、阪急百貨店・阪神百貨店のリモートショッピングサービス「Remo Order(リモオーダー)」にて、ご自宅や外出先からスマートフォンでご注文いただけます。

記事一覧
前の記事

Read More

Kobe Style World