今日は密室のミステリーについて、話そう。“密室”と聞いいただけで、ミステリー小説を思い出す。そういう方は多いのではないだろうか。あなたも、そうではないですか。ご多分に漏れず、やはり、そうでしょう(きっと)。それほど、「密室の中のトリック」を駆使して書かれたミステリー小説は多い。
密室の定義とは?たぶん、こういうことだ。密室とは、中から鍵をかければ、外から入れない状態の部屋のことだ。考えてみれば、クルマの中も密室ではないだろうか。ドアロックを降ろしておけば、チカラいっぱいドアを引っ張ろうが、外からはぜったいに開けられない。(これは、タネも仕掛もなくて、本来そういうものではあるんだけど)ただ強引だけど、クルマの中は立派な密室だといえるだろう。そこでだ、ちょっとしたアソビこころで、クルマの中を舞台にした、「密室のミステリー」を企んでみた。
クルマの中に漂う、得も言われぬ良い香り。気持ちをそこはかとなく、落ち着かせてくれる。ところが、香りの出どころが、わからない。いったいこの香りはどこから、くるのか。いくらアチコチ目を走らせても、どこからこの香りが漂ってくるのかが、わからない。まさに“謎の香り”だ。いったい、正体は、いかに?これぞ、「密室のミステリー」。この物語は、その香りの謎を解き明かそうとすることからはじまる。
ある日。あなたの愛車に、だれかを同乗させたとする。そして、クルマはすべるように走り出す。快適な乗り心地。快適な空間。ところが、なぜか、同乗者は怪訝な顔をしている。そればかりか、クルマの中を不審な表情でキョロキョロと見渡している。なぜだ。なにがあるというのか。ところが、その様子を見て、あなたはこころの中で、ほくそ笑んでいる。きっと、あなたの思惑どおりの筋書きでことが進んでいるに違いない。ガテンのいかない同乗者は、矢も盾もたまらず、あなたに問うだろう。「クルマのドアを開けた瞬間から、とても良い香りがするので、いったい、どこから、なにが香っているんだろうと不思議に思ってね。それで、不躾を承知で車内をキョロキョロと、見渡していたんだよ。どこから香るんだろうと探っていた次第だ。失礼、失礼」そんな言葉を聞いて、あなたはますます楽しくなってくるだろう。こころの中は、ほくそ笑むどころか、大笑いだろう。(ガハハハハ、と)
なぜ、そんなことが起こったのだろう。まさに、「密室のミステリー」。その、タネを明かそう。謎解きはこうだ。クルマのダッシュボードを見てみよう。そこには、クルマの芳香剤のようなものはないはずだ。見えるのは、ポータブルのオーディオと見間違えるようなスタイリッシュな八角形のデザインのスピーカー状のもの。ん?家電品。何も知らなければ、そう錯覚しても仕方がない。それほどのグッドデザインだ。さて、このあたりで、あなたはタネ明かしと相成る。「じつは、ね。香りはここから出ているんだよ。この八角形のアクセサリーがディスペンサーなんだ」「えー、それは、わからないねえ。でも、鼻を近づけるとたしかにここから良い匂いがするねえ」
ここで、このミステリーは、完結する。はたして、完全なるトリックは成立するのか。このつづきは、お父さんにプレゼントしては、いかが。父の日も近い。ことしのプレゼントは、このディスペンサーがオススメ。さあ、季節も良いし、お父さん、ドライブに、レッツ・ゴー!
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