華やかで洗練された暮らしのフロア 本館4階 Time of Grace

2024.09.18

七五三を語ろう。

ねー、ねー、ママ(パパ)。なんで、七五三って七五三なの?八六四じゃなくて、七五三なのはなーぜ?こんなことを小さな口で質問されたら、どうしますか?「うーん、さすが、うちの子。なかなかスルドイ質問だ」。と、やにさがってしまいますか?とはいえ、油断していると、「なんで、答えられないの?」「知らないんでしょ?」と、追求が続きますよ。ここは、親の威厳を見せつけるとき。七五三の意味は?七五三の由来は?七五三のマナーは?七五三の行事は?何を聞かれても答えられるように、「七五三」の予習をしておきませんか。七五三だけでなく、古くからの伝統や習慣のことって、知っているようで意外と知らないことが多いもの。ましてや、お年寄りと住む家庭が少なくなったいま、言い伝えや伝承が途切れていき、こういうことを知っていることが当たり前でなくなっていってしまいつつあります。やっぱり、伝統や風習は受け継いで残していきたいもの。文化ですもの。文化は“文化の日”だけのものじゃない。文化はわれわれ、この国に住む人間の大切な価値観ですもん!

というわけで「七五三想定問答集」というか「七五三のハウツー集」です。どうぞ、ご一読ください。ことしの方も、らい年の方も、もう終わっちゃった方も、七五三をちゃんと知っておきましょう。知っていて損することはありません。みんなが知っておきたい、日本の伝統、文化です。

「七五三」の由来
「七五三」はお子さまの健やかな成長を祈願する行事。その名称のとおり、7歳、5歳、3歳で行います。その由来には諸説あるが、平安時代のころから宮中で執り行われていた3つの儀式が起源と言われている。このころは、子どもの死亡率が高かった時代なので、7歳になってはじめて人として認められたと言います。

3歳:「髪置きの儀」という、3歳の春を迎えるころに産毛を剃り、髪を伸ばしはじめる儀式が起源。当時は男女ともに行う儀式だった。
5歳:「袴着の儀」という、男児がはじめて袴を着けた儀式に由来する。袴をつけることで男児から少年の仲間入りを果たす意味がある。
7歳:「帯解きの儀」という、7歳女児の成長祝いの儀式。子どもの着物はひも付きだが、ひもを取って大人のように帯を締めるようになることから、大人女性への一歩の意味を持つ。

七五三」は何歳で?
女の子は3歳と7歳で。男の子は3歳と5歳(5歳のみという説もあり)で。と、言われている。昔は数え年で行っていたが、現在では数え年でも満年齢でも問題はなく、満年齢が主流になっている。

「七五三」はなぜ11月に?
もともと11月はその年の収穫を神に感謝する月で、各地では収穫祭が行われていた。そのため、満月である11月15日に子どもの成長と収穫の両方を神に感謝し祈るようになったと言われている。

「七五三」はどこへ?
一般的には氏神さま(地元や近所の神社)に参拝します。氏神さまの場合はご祈祷の有無やご祈祷料を事前に調べておくようにしたい。最近は有名な神社にいくひとも多い。予約が必要な場合もあるので、事前に調べておきたい。

「七五三」はいつ?
11月15日が一般的。しかし、どうしても混雑しがち。両家の祖父母など全員のスケジュールを当日に合わせるのも大変かもしれないので、11月15日を外して、9月から12月初旬までの間に参拝する家庭も多い。

いかがでしたか。知っていそうで、知らないことが多いでしょ。七五三のお祝いの参拝への道すがら、お子さまに話してあげてください。親から子へ。子からまたその子へ。伝統や文化を繋いで行きたいですね。

七五三お祝い着
8月中旬から11月ころまで、売り場は七五三シーズン。3歳の被布セットから7歳の四ッ身着物やつくり帯、5歳男児のアンサンブル(着物・羽織)や袴セットなどのお祝い着。草履・バッグや髪飾り、単品小物まで豊富に品揃えしています。
3歳 被布セット
宝づくしの刺繍の被布とピンク地に大きな白い梅の花と黄色や赤色の小さなお花、金糸の刺繍の鈴が可愛いお祝い着に白地に花柄の刺繍衿、パステルピンクのうさぎの巾着を提げて。髪飾りはピンクと白のお花の髪飾りに、前髪は日本髪っぽく上げて華やかに。歩くたびに下がり飾りが揺れます。
165,000円(税込)
白の被布
白地に薄いブルーやイエローの染め分けに、淡い色で刺繍された梅が可愛い被布。
66,000円(税込)
巾着(ピンク・うさぎ柄)
8,800円(税込)
草履(白の草履台に桜の刺繍の鼻緒)
19,800円(税込)
■売場
本館4階 メゾン・ド・キモノ
七五三着物売場 さんび[荒川]
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