華やかで洗練された暮らしのフロア 本館4階 Time of Grace

2024.08.30

あるとき、ないとき。ないとき、あるとき。

“あるとき ないとき”。このフレーズを聞いただけで、ほとんどの関西のひとは、あのCMを思い出す。そして、あの味を思い出して、ニヤリとするのではないだろうか。それくらい関西人のDNAに深く強く刷り込まれた言葉の記憶だ。アレに限らず、あるとうれしいもの、ないとさびしいもの(困るもの)(不便なもの)は、いろいろとある。
小さなころにこんな「なぞなぞ」で遊んだことがあるひともいるだろう。“いるときにいらないで いらないときにいるもの なーんだ?”というものだ。答えは諸説あって、鍵であったり、風呂の蓋であったりするようだ。「居るとき要らない」から鍵。「入るとき要らない」から風呂の蓋というわけだ。なぞなぞというよりも“トンチ(機転の効いた知恵)”に近いかもしれませね。子どものころに絵本で読みませんでしたか。「この橋を渡るな」という立札を見た一休さんが、端の方を渡らずに真ん中を渡った(つまり橋〈=端〉じゃないよね)というお話。あの話の軽妙さや気の利いた切り返しを想起しますよね。

さて、“トンチ(機転の効いた知恵)”というわけではないですが、持っていると機転がきくものがあります。バッグに忍ばせた「小さく折りたためるエコバッグ」は仕事帰りのお買い物時はもちろん、職場から何かを持ち帰るときにも活躍したりします。いつ使うかわからないのにカバンに入れておいた「救急セット」が急に役立って、ひとから感謝されたりする。これらは偶然の産物だけど、お出かけ前から計算して持っていくと良いものもある。使わないかもしれないけど、使う場面があると、すごく機転の効くひとと思われること請け合いだ。

このフォーマルストールなんかは、そんな使い方ができる典型だ。お出かけ時に着用していくのにも、もちろん重宝する。でも、小さく折りたためるからバッグにも難なく入るので、いつもバッグに用意しておくと良い(とくに夏のお出かけに!)。ホテルや映画館、どきには列車なんかが冷えすぎのときがある。そんなとき、サッと取り出して、ただ首に巻くだけでなくボレロのように羽織る着こなしがオススメだ。とってもファッショナブルに見える。ちなみにボレロはラヴェルが作曲した有名なバレエ曲ではない。(もちろん、お分かりですよね)あの繰り返しの旋律が好きな方も多いだろう。じつは、わたしも好きだ。
話を元に戻して、「ボレロ」はカーディガンでもジャケットでもなく、ウエストより上の短い丈で留め具がなく、腕や襟ぐり、肩、首をカバーするアイテムこのと。ショートジャケットの一種でもある。
最近は8月、真夏の結婚式やパーティーも多い。そんなとき、バッグにソッと忍ばせていくのはどうかしら。ドレス姿で会場に行き、レストルームでサッとボレロのように羽織って再登場すれば、きっと、参加者の目を集めることでしょう。出席者のあなたも、お色直し気分を味わおうというわけだ。
そのとき、会場にラヴェルのボレロが鳴り響くと出来過ぎかな。ここはひとつ、じぶんで仕込んでおいてスマホで鳴らしながら、登場しませんか!それは、やり過ぎ?(笑)過ぎたるは…ですね。

イギン
1956年創業の、フォーマルメーカーのパイオニア。婦人礼服の分野に特化し、高いクォリティと最高の着心地を追求している。スタイリッシュなフォーマルスタイルで定評がある。
フォーマル雑貨
カラードレスのアクセントになったり、ボレロにも使えるストール。着こなしに加えることで、華やかさを演出する。お出かけのバッグに忍ばせておくと、出先で着こなしのイメージを変えたり、冷房対策など実用的にも使える。
ストール  14,300円(税込)
■売場
本館4階 トゥールナージュ
フロアマップ
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