華やかで洗練された暮らしのフロア 本館4階 Time of Grace

2024.08.21

カガミの国へ。

カガミを見ない日はありますか?(カガミを見たくない日はあるかもしれませんが)
よほどのモノグサ花子さんやモノグサ太郎くんじゃない限り、そんなひとはいないですよね。最低でも一日一回、歯磨きをして顔を洗うときには、必ずカガミの前に立ちますよね。そしてメイクを整え、ヘアスタイルをチェックし、今日のコーディネートを点検する。ニカッと笑って気分を上げて、さて出陣。(ですよね!)
実際はけっこうな時間、カガミを見ているのでは。そのとき、カガミの中のあなたの動きを、気にしていますか。気にしていませんよね。それがフツーです。無意識に自画像としてボーッと眺めていると思うのです。女性がメイクするときはボーッと見ていないでしょうけどね(え!ボーッと、見惚れている?)。ということで、普段はぜんぜん気にしていないと思うけど、カガミの中のじぶんの動きを気にしてみましょう。ほーら、よく見ると変でしょ。じつは右手を挙げているのにカガミの中のじぶんは左手を挙げている。右を向いているのに、左を向いている。これって、でも、言われないと気づかないというか、普段、意識することもないですよね。ところが、注意を即されて気にし出すと、けっこう不思議に思えてくる。目の錯覚か?カガミが反乱を起こしているのか?こういうのって、気にしだすとキリがない。

カガミの前で手を上げ下げしたり、首を左右に振ったりしてなんど見ても不思議でしょ。カガミの中のじぶんとカガミを見ているじぶんとの関係がわからなくなる。このふたりは同一人物のはずなのに、なぜ動きが違うのか?わたしAとわたしBが存在するのか??考えれば考えるほど、アタマがこんがらがるのだ。どうでもいいけど、これを“鏡像”と言うらしいですけどね。このように、カガミの中の国は「不思議の国」なのです。ほら、子どのころに、手カガミを持ってカガミの前に立った経験があるでしょ。カガミの中にカガミ、そしてそのカガミの中にまたカガミ。これが永遠に続く。あの世界の中に入り込んじゃうと、永遠に出て来れないような気分を感じる。まさに“迷宮”とは、こんな世界を言うのだろう。例えは変だけど、伏見大社の鳥居の連続する風景を思い出すのはワタシだけだろうか。このようように、カガミの中の世界は不思議の国だ。
ときは8月。盛夏だ。暑い、暑い、暑いと嘆いていると余計に暑い。それよりも、ときにはカガミの国へ飛び込んで、カガミの国の住人になろう。カガミはカガミでもカガミクリスタルだ。夏は身の回りに素敵なガラス製品をいつもより多めに置いてみよう。部屋の雰囲気が変わる。気分が変わる。そして、ちょっとした仕草も変わるんじゃないでしょうか。

これだけ、暑いと夜寝ている間の熱中症も心配だ。枕元に水を置いておこうとよく言われる昨今。でも、ペットボトルのままでは味気ない。クリスタル製の片口に水を入れ、小さなグラスを添えてみてはいかが。ベッドサイドの風景が少し変わるだけで、良い気分で眠れる。目覚めて、水を一杯口に含む。口唇にあたるガラスの感触。あら、不思議。いつもと違う気分。ほら、不思議の国の住人になれますよ。

カガミクリスタル
1934年に産声をあげた日本初のクリスタル専門メーカー。熟練の職人がつくり出す繊細なクリスタルガラスは宮内庁ご用品としてだけでなく、広く一般にも愛され続けてきた。
江戸切子 酒器揃  「星花」
花が美しく散るように、夜空に連なる星々をイメージした「星花」。江戸切子の伝統模様である“麻の葉”をアレンジしている。華やかなデザインが特別な宴席を盛り上げてくれる。おもてなしの場だけでなく、奮発して普段のテーブルにも置いてみては、いかが。冷酒だけでなく、ピッチャーなどにも。いろいろな使い方を楽しめます。
酒器揃(星花)セット
55,000円(税込)
※在庫が無い場合はお取寄せになります。
■売場
本館4階 グレイスフルテーブル
フロアマップ
記事一覧
前の記事
次の記事

Read More

Kobe Style World