まだ、あなたが初々し10代半ばだとしましょう。そして、好きなひとがいるとします。あのひと、良いなあ。ドキドキするなあ。お付き合いしたいな。でも、どんなひとかなあ。と、思っていたとします。あなたなら、どうやって、そのひとのことを知ろうとしますか。やはり、話すのがいちばん。会話こそ、そのひとのことを知る方法。これは、古今東西、時代が変わろうが、年代が違おうが変わらない。コミュニケーションはひとを知る基本であり早道です。
さて、そうときたら、どこへ誘いましょうか。映画?公園?デパート?レストラン?ビーチ?キャンプ?お酒が入ると、一気に打ち解けやすくなるかもしれないけど…。それは、大人になってから(笑)。まだ、BARはないですね。だって、あなたは10代半ばなんですから。そして、初々しいんですから。あくまでも、仮定だけれど(笑)。
せっかくだから、いっぱい喋りたいし。ここは、カフェへ出掛けてみましょうか。まち中にも郊外にも、素敵なカフェが増えていますよね。さあ、Let’ go!And what do you order?
コーヒー?ジュース?パフェ?ケーキ?じつは、オススメしたいのは紅茶。紅茶の飲み方を見るとね、人柄(ちゃんと躾けられているかどうかとか、マナーが備わっているかどうかとか)が、分かります。紅茶にはマナーやエチケットが多くあります。そういうことに縛られて堅苦しく構える必要はないとは思います。でも、知っていることで所作が美しくなるし、スマートに見えます。マナーやエチケットっていうのは、備えていたい教養でもある。エチケットは大人へのチケットなんですね。
というわけで、紅茶にまつわる簡単な基礎知識をご紹介しましょう。まず、最初の一杯は何も入れずに飲んでみましょう。紅茶本来の味や香りを楽しんでみることです。次に「カップの持ち方」。紅茶を口に運ぶときは、カップの取手が右手側になるようにしましょう。砂糖やミルクを入れるときは、取手を左側に回します。これは、ティースプーンでかき混ぜる際に邪魔にならないようにするためです。さて、「飲み方」。ダイニングテーブルなどで飲むときは、カップのみを持ち上げて口に運びます。立食パーティーやテーブルが低い場合は、ソーサーごと左手で持ち上げます。そして右手でカップを持ち上げて飲みます。カップは取手を握らないでつまむように持つのが、カッコ良く飲むポイントです。紅茶のマナーは他にもいろいろありますが、この程度をたしなみとして知っておけば綺麗な所作で飲むことができます。さて、あなたのお目当てのひとは、さりげなく、こういうことができるかな。
マナーやエチケットは縛られすぎず、ひとを不快にさせないためにあると心得ましょう。アタマのどこかに入れておいて、場の雰囲気に合わせて守っておけば、それで良い。海外では、ビジネスエリートが紅茶を学んだりするらしいけど。そこまでしなくても、ね。いちばんはお気に入りの茶葉を選んで、美味しく飲むことですもの。そして、好きな茶葉のことを、ちょっと調べて学んでみたりしてはどうでしょう。知れば知るほど、さらに楽しさが増しますよ。
そうと決まれば、紅茶を選びに出掛けましょう。
さあ、好きなひとと!Let’s drink tea.