華やかで洗練された暮らしのフロア 本館4階 Time of Grace

2024.02.16

違っているから、良いんだよ。

個性って、なんだろう。
そのひとらしさ。さらに言えば、ひととは違う“そのひとらしさ”ということではないかしら。そもそも、「ひととは違う」って、なんだ。どういうことだ。
みなさんは、なんのためのオシャレをしますか。そりゃあ、着飾りたいもん。流行のファッションに身を包みたいもの。ええカッコしたい。それらは、表層的な欲望、欲求ですよね。おしゃれ=ファッションと言うなら、ファッションとは個性(あなたらしさ)の表現ではないかしら。流行っているから着るってのは、世の風潮に追従しているだけで、じぶんの個性の表現になっているのか。じぶんの個性を表現しているひとが、同じファッションで街中に溢れているのも、ちょっと変。と、思いませんか。

そして、多様性って、なんだろう。
“女らしくとか男らしくを、強いるのって、どうなんだろう”と、言われるようになっていますよね。「男は男らしくしなさい」「女なんだから女らしくしなさい」は、ちょっと前まで、この国の親たちの決まり文句だった。この国の大人と呼ばれる世代の、普遍の価値観だったと言っても良いだろう。でも、そういうのが息苦しいひともいる。すべてのひとに当てはめるのは無理があるんだという考え方が、やっと市民権を得てきた。いちばん大事なのは、そのひとらしさなんだ。女らしさ、男らしさよりも、そのひとらしさがいちばん。そのひとらしさとは、じぶんらしさ。それを大切にすべきだし、まわりもそれを認めてあげよう。認め合おうという世の中っていいよね。みんながじぶんらしく生きて、じぶんらしさをアピールできたら(ほんとうに、それができたら!)、みんなに暮らしやすくて幸せに満ちた社会なんでしょうね。だって、ひとりひとりが「わたしはあなたと違います」と、高らかにいえたら、なんだかスッキリするよね。ココロから。

さて、“らしさ”、ひとと違うっていうのは外見ではなく、じぶんらしい生き方ということ。それがあっての、じぶんらしいファッションなのだよ。ファッションとは綺麗な服や、流行の服ということではなく、生き方なのだよ。
もうすっかり定着した言葉に「ダイバーシティ」がある。だれだ?「お台場」のことだと思っていたなんて言うのは(笑)。ダイバーシティは直訳すると“多様性”ということ。性別や年齢、人種や学歴、ひいては考え方や価値観なんかもふくめて、さまざまな違いを持った人々がいることを認め合う社会ってこと。

ここに、そんな時代を象徴するようなフラワーベースがある。すべてが同じ、均一ではなくて、ひとつひとつが違う表情をしているのです。その名は、「Henry Dean(ヘンリー・ディーン)」。ここのフラワーベースは、ひとつとして同じものがない。しかも素材はリサイクルガラスなのだ。ダイバーシティーでサスティナブル。その考え方や姿勢にファンになってしまうよね。

Henry Dean
1972年にヘンリー・ディーンが創設したベルギーのフラワーベースブランド。昔ながらの手吹きガラスの手法によって生まれるやわらかなフォルムと揺らぎ。自然や日常のワンシーンから想起する洗練された色をまとった作品は、まるでアートピースのような佇まい。つい触れたくなるような温かみをももっている。
フラワーベース
主な原料はリサイクルガラス。リサイクルガラスは扱いがむずかしい一方、発色や気泡など思いがけない表情を生み出す。創業から50年以上、リサイクルガラスの可能性を追求。植物を引き立てるHenry Deanのフラワーベースは、日本をはじめ世界中のフローリストから愛されている。
Henry Dean  フラワーベース
5,61030,910円(税込)
■売場
本館4階 グレイスフルテーブル
フロアマップ
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