はじめまして。
わたしの職業は“ライフスタイリスト”。えっ、そんな職業があるのって?いいえ。NO!あっさり言うけど、そんなの無いです(笑)。そう、これはワタシが発明した職業で、名付け親もわたしなのだ。
映画やコマーシャルの撮影などで、衣装や小道具などをコーディネイトしたり、雑誌の撮影でお部屋やテーブルまわりのコーディネイトをする専門職をスタイリストと呼ぶのは、知っていますよね。もう、ふつうに知られている職業でしょう。スタイリストは、いわばモノの専門家。モノをチョイスし、モノを組み合わせて、素敵な着こなしや素敵な空間をつくりだす。昔から、ちょっと憧れの職業(ホントウはシビアな世界らしいけど)。
わたしはモノが大好き。家中をコーディネイトしたり、家族の服を選んだり。わたしはわが家の暮らし全般をコーディネイトしている。スタイリストというよりも暮らし(ライフ)をコーディネイト(スタイリング)している。だから、“ライフスタイリスト”。スタイリストをちょっとモジってみたのだ。スタイリストさんは依頼された仕事の現場に合わせて臨機応変にコーディネイトしていくのだろうけど、わたしは日々の生の暮らしが現場なのだ。そう考えると、“ライフスタイリスト”は、なかなか良いネーミングだとじぶんでは気に入っている。自画自賛、絶賛の拍手(じぶんからじぶんへ)の嵐。というわけで、まだひと前にはデビューしていないけど、じぶんの中ではじぶんをこう呼んでいる。遊び感覚で名刺でもつくってみようかしら。
ところで、本職のスタイリストさんはどのようにしてセンスを磨き、コーディネイトの知識を蓄えているのだろう。センスよくやるには、センスに頼っているだけではダメだと思う。コーディネイトするにはセンスも必要だが、色、素材、カタチ、組み合わせ方、機能性などさまざまな知識が必要だ。ショップを見て回ったり、映画を見たり、雑誌を見たりして知識を蓄えたり、センスを磨いたりすると聞くけど。ワタシも雑誌を見るのが大好き!家を飾ることが大好き!家具や小物を選ぶことが大好き!モノの配置を考えるのが大好き!でもね、それだけでは、単なるモノ好きで終わってしまう。
なんとか雑誌の写真見たいなリビングにできないかなあ。と、いろいろ情報を集めて勉強していたら…。なーんだ、あったんですよ。置くだけで、わが家のリビングが雑誌の世界になっちゃうようなテーブルリネンが。それはフランスの「ガルニエ・ティエボー」というブランドのジャカード織り。ものすごく色が鮮やかで高級リゾートホテルやレストランを思わせるデザイン。まずはテーブルクロス。そして、テーブルランナー、ランチョンマットやナプキンなども揃えて行くのだ。これで、ますますわたしの腕は磨かれていく予定。腕がピカピカになっちゃったら、どうしよう?
そのころには、職業ライフスタイリストなんて、自称できていたら、いいな。