モデル・Nataneさんの等身大で
WITH Good Harmonyな
気づきをご紹介します。
VOL.5
Know yourself be yourself.
2022.10.25
今回はWell-being について、私なりの解釈と考え方をお話しします。
最近よく耳にする言葉「 Well-being 」を理解するには、「Well-doing 」との違いを知ることが大切だと思います。
Well-beingは、1人の人間として認められているという感覚で、Well-doingは社会で役割と責任を果たしているという感覚だそうです。
これまではWell-doingに目を向けられることが多かった気もします。例えば、将来の目標や夢について子供の頃からよく聞かれることがよくありましたよね?でも、内面的にどういう人間になりたいかを聞かれることや、自分の本当の幸せについて考える機会は少なかったように思います。
もちろん将来の目標を持ち頑張ることはとても素晴らしいことで、必要なことだと思います。ですが、「いつか」にばかり目を向けると「いま」を置き去りにしてしまいがちです。
私はもともと完璧主義者で、日々を完璧にこなせない自分を責めてばがりいて、息苦しい10代を過ごしました。苦しくていなくなりたいと思ったこともあったけど、その時に2つ上の兄に相談したら「いつか幸せになろうとしていたら、そのいつかを追いかけてばかりで幸せになれないよ」と言われ、ハッとしました。完璧じゃない自分を受け入れてダメダメなところがあっても人間らしいじゃないかと思うようにしたら、肩の力が抜けてすごく楽になりました。その瞬間のことは今でも鮮明に覚えてます。
「いま」を重視するようになった私は、身の回りにある好きなものに気がつきはじめました。
日本には四季があり、気候によってその時々の楽しみ方があります。外にいるのが心地よいときは、ひとりで公園で音楽を聴きます。また、夏は夜の散歩をしたり、冬は布団の中で幸せを感じます。そんな日々の小さな幸せを感じていたら自然と幸福感も上がっていく!Well-being は身近にある幸せに気づくところから始まると思います。
自分を好きにならなきゃと思うと、自分の嫌いなところも肯定できるようにならなきゃいけない。私が経験したように、そう思って苦しんでしまうこともあるかもしれんません。なので、簡単ではないかもしれないけれど 、嫌いなところも含めて自分だと思うことが大事だと思います。「いま」「あるがまま」を受け入れてあげる。どんな自分も受け入れてこそ、他人にも優しくなれる。そして、その優しさの輪が広がっていくように感じます。
今回は私が思うWell-beingについてお話ししました。日常にある小さな幸せをしっかり感じながら、ありのままに自分の人生を生きていきたいですね!
Natane
PROFILENatane
1996年インド生まれ。スペイン人の母親と日本人の父親と共に様々な国を旅して過ごす。12歳の時、日本でモデル活動を始め、現在はフォトグラファーや母親と立ち上げたアクセサリーブランドのディレクターとしても活躍の幅を広げている。色んなことに興味を持ちチャレンジする前向きな性格。サステナブルについても関心を深めている。