阪急うめだ本店

長坂真護展

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アートのチカラで誰もが
					平和に暮らせる世の中へ。

世界でも有数の電子機器の墓場と言われるガーナにあるスラム街“アグボグブロシー”。この地の貧困と環境問題をアートのチカラで変えようとしている長坂真護。本展では、活動の原点でもあるガーナの作品を中心に、世界平和への願いを込めた作品の数々をご紹介。また、海岸に廃棄されていた洋服から生み出したダイヤモンドを初公開。農業事業で初めて収穫したモリンガのお茶も、一般販売に先駆け販売。

PROFILEプロフィール

NAGASAKA MAGO

長坂真護

美術家
MAGO CREATION株式会社 代表取締役
MAGO MOTORS JAPAN株式会社 代表取締役
MAGO MOTORS LTD CEO
iU 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授

1984年生まれ。2017年6月、ガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。以降、廃棄物で作品を制作し、その売上げから生まれた資金で現地にリサイクル工場建設を進める他、環境を汚染しない農業やEVの事業などを展開。経済・文化・環境(社会貢献)の3軸が好循環する新しい資本主義の仕組み“サステナブル・キャピタリズム”を提唱し、スラム街をサステナブルタウンへ変貌させるため、日々精力的に活動を続けている。 2022年9⽉、東京「上野の森美術館」にて⾃⾝初となる美術館個展を開催。同年11⽉、第51回 ベストドレッサー賞、学術・⽂化部⾨受賞。2022年9月、ガーナに「MAGO MOTORS LTD」を設立。現在ガーナ人63名が働いている。
(2024年9月時点)

作家在廊日

●10月23日(水)・11月2日(土)・3日(日)・4日(月・休)

トークイベント

●11月2日(土)午後2時~
※予定は変更となる可能性がございます。

project

廃棄された洋服から生まれた
人工ダイヤモンド

2021年、アグボグブロシー近郊の海岸に、洋服が大量に捨てられているのを発見。廃棄されていたのはなんと先進国が寄付したアパレル製品だった。それらは無償提供ではなく販売され、在庫過多で手に負えなくなった業者が大量に投棄しているという実情を知った長坂は“ビーチクリーンプロジェクト”を開始。回収した廃棄アパレルからカーボンを生成し、それを人工ダイヤモンドにリサイクルする活動に着手した。そうして誕生した人工ダイヤモンドを今回初めてお披露目する。

初収穫したスーパーフード
“モリンガ”のお茶

新たな雇用創出のため、アート作品の売上げを資金に展開する事業のひとつに農業がある。2022年に農地を探し始め、ガーナ・アクラ近郊の農園でオリーブやコーヒー豆、モリンガなどの木を植樹。そのうち、初収穫したモリンガのお茶を今回販売する。モリンガは栄養価とCO²の吸収量の高さが植物の中でもトップクラス。環境保全に貢献するスーパーフードとして知られる。ちなみに現在、11エーカーの農地で約4,000本を栽培。

※〈スーパーフード〉栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品。

月の塔プロジェクト

長坂が2019年にガーナの人々とともに作り上げた『月の塔』。この大型アート作品を2022年の小豆島に続き、橋爪紳也(大阪公立大学特別教授)との共同プロデュースで2025年に万博記念公園「EXPO'70パビリオン」、2027年に横浜市で開催される「GREEN×EXPO 2027」に展示予定。当プロジェクトを通じて市民と企業が一体となり、国境を越えて経済・文化・環境の好循環を生み出し、2030年までの世界共通目標である“SDGs(持続可能な開発目標)”達成へと導くシンボルとなることを目指す。本展では、「月の塔プロジェクト発足準備室」の構想や取り組みについてお披露目します。

月の塔 2025 in 万博記念公園

開催期間:2025年春(予定)
場所:万博記念公園「EXPO’70パビリオン」
主催:月の塔プロジェクト実行委員会

月の塔 2027 in
GREEN×EXPO 2027

開催期間:2027年3月19日~9月26日
場所:旧上瀬谷通信施設(神奈川県横浜市)
主催:月の塔プロジェクト

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