阪急うめだ本店

薩摩焼 十五代 沈壽官展

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慶長3年より420年余り続く薩摩焼の窯元・沈壽官窯。
当代である十五代が手掛けた、
華麗で繊細、気品溢れる置物や花器の数々をご紹介。
また歴代の作品も特別に展示いたします。
沈壽官の華麗なる薩摩焼の世界をご堪能ください。

略歴

ごあいさつ

革新と伝統、これが私の仕事に対する哲学である。
物事の最初は革新的に登場し、それが一般的に受け入れられた時に“伝統”と言われるようになる。
人々が多くのトライ&エラーを繰り返しながら“革新”が堆積し、異なるものと出会うことで新たな革新が生まれ、それがまた積み重なって“伝統”になっていくのだ。
島津家独特の美意識によって育まれ、先人たちから伝承した薩摩焼の華をご覧ください。

十五代 沈壽官

作家在廊日

●6月22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)
各日正午~午後4時 ※予定

ギャラリートーク

●6月22日(土)・29日(土)各日午後2時~
●参加無料

略 歴

1959年:鹿児島県生まれ
1983年:早稲田大学 卒業
1988年:イタリア国立美術陶芸学校
GAETANO BALLARDINI
ファエンツァ校専攻科卒業
1990年:大韓民国 京畿道 金一萬土器工場にて
キムチ壷製作 修業
1999年:十五代 沈壽官を襲名
2002年:米国 ニューヨーク・ASIA SOCIETYにて
『NEW WAY OF TEA』透彫香爐 出品
2003年:大韓民国 錦湖美術館
『現代韓日陶芸展-共生を目指して-』参加
2006年:内閣総理大臣官邸 薩摩蝶乗花瓶 常設展示
2010年:フランス パリ・エトワール美術館にて
『歴代沈壽官展』開催
2013年:大韓民国 芸術の殿堂にて『沈壽官展
-薩摩で咲いた朝鮮陶工の芸術の魂-』
開催
2015年:鹿児島陶芸家協会会長に就任
大韓民国 ソウル大学にて
『日韓国交正常化50周年記念
十五代沈壽官展』開催
2016年:高円宮記念日韓交流基金 選考委員就任

作品紹介はこちら

慶長三年より四百二十年余り続く
薩摩焼の窯元

沈壽官窯とは

沈壽官窯は、鹿児島県日置市美山の里に位置し、薩摩の地に残る数少ない薩摩焼の窯元の一つです。 今では見ることもめずらしくなった希少な“薩摩の土”と“登り窯”を使用して、薩摩焼を作ることに創業以来こだわり続けています。

沈壽官窯の歩み

慶尚北道青松に本貫を置く名門・沈家。その一族は李朝四代世宗大王の昭憲王后を始め、領議政(国務総理)9名を輩出した名門と称されている。
慶長三年(1598年)、豊臣秀吉の二度目の朝鮮出征で連行された朝鮮人技術者の中に、初代 沈当吉の姿があった。当吉をはじめとする陶工たちは陶器の原料を薩摩の山野に求め、やがて薩摩の国名を冠した美しい焼物「薩摩焼」を造り出した。
江戸時代、薩摩藩主であった島津家のもとで沈家は士分を与えられ、代々薩摩焼の製造に携わる。中でも十二代の沈 壽官はその天才的感性によって国内外で高く評価され、薩摩焼の振興に多大な貢献を果たした。日本陶器の代名詞とまで言われた薩摩焼の総帥でありながら、海外の嗜好に決して迎合せず、日本人の美意識を貫き続けた硬骨の人であった。
十二代 沈壽官の死後、長男の正彦は尊敬する父の名を受け継ぎ、十三代 沈壽官を襲名。以降、沈家当主は代々“沈壽官”を襲名している。

十五代 沈壽官 “初代 沈当吉の像”
十五代 沈壽官 “初代 沈当吉の像”

〈特別展示〉

安土桃山時代から続く先人たちの想い

沈壽官窯の歴代作品

十二代・十三代・十四代を中心に、
歴代の作品約25点が一堂に。
沈壽官窯400余年の歴史を紐解く
壮大な試みを、会場でご覧ください。

十四代 沈壽官 “錦手花文象耳花瓶”
十四代 沈壽官 “錦手花文象耳花瓶”

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