※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2024年12月 美術散歩

神戸阪急 阪神梅田本店

阪急うめだ本店 7階 美術画廊

12月4日(水)〜 10日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

木彫技巧への挑戦
大仏師 向吉悠睦 展

「聖観音半跏像」(総高38cm)

慶派の仏師を生業にして四十年が過ぎ、多くのご縁で二千体以上の仏様にかかわりを持たせていただきました。制作方法は、鎌倉時代・八百年以上も前に完成した造仏法を今も用いながら後の世代に受け継がれるよう努力し、先人の知恵に今の知恵を加え重ねながらこれからも令和の仏を刻み続けます。約50点の作品をご覧ください。

向吉悠睦

1961年、鹿児島県に生まれる。
1980年、松久朋琳師・宗琳師(京都仏像彫刻研究所)に内弟子として入門。
1991年、独立し「あさば仏教美術工房」を設立。
1993年、「聖観音」にて、第20回京都府工芸産業技術コンクールグランプリ 受賞。
1996年、大阪大本山法楽寺三重塔内大日如来 造仏。
1997年、大阪大本山法楽寺より「大仏師号」を賜る。
1999年、淡路八浄寺に大日如来、七福神を納める。淡路八浄寺より「大仏師号」を賜る。
2003年、千手院観音庵にて金剛界大日如来、胎蔵界大日如来、十一面観音菩薩を制作。総本山根来寺愛染院にて愛染明王像を制作。
2010年、東京西新井大師徳壽院に本尊大日如来を納める。東京西新井大師徳壽院より「大仏師号」を賜る。
2014年、エリック・クラプトンに毘盧遮那仏龕を納める。
2015年、ブータン国王に「不動明王仏龕」を、皇太后に「ヴァジュラダーラ仏龕」を納める。東久邇宮記念賞 受賞。
2019年、国立新美術館「カルティエ・時の結晶」展のトルソー100点を制作。
2021年、阪急うめだ本店にて個展開催。
全国主要百貨店にて個展多数開催。

12月11日(水)〜 17日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

第35回 川端紘一 展

「デルヒーの遺跡」ギリシャ
(縦61×横50.8cm)

阪急うめだ本店での個展は、1990年の第1回展から、今回で35回目となります。その間たくさんの方々のご支援をいただき成長させていただきましたことに深い感謝の念をいだきつつ、より新鮮な1ページへと歩みを進めたいと考えております。本展では久しぶりにギリシャやマルタへ取材に出かけて制作した作品を含め、国内外の風景や静物を描いた新作50点以上をご覧いただきます。

川端紘一

1942年、京都府京都市に生まれる。
1967年、京都市立美術大学西洋画科 卒業、同卒業展にて受賞。
1968年、シェル美術賞 受賞(白木屋・東京)。
1969年、京都市立美術大学西洋画科専攻科 修了。
1975年、第1回フランス美術賞パリ展 受賞(フランス・ポンピドゥセンター)。
1983年、第2回吉原治良賞美術コンクール 受賞(大阪現代美術センター)。
1991年、現代美術’91 素材はいろいろ 出展(徳島県立近代美術館)。
1992年、JAPAN牛窓国際芸術祭 第5回美術の実験展 出展(岡山)。
1999年、弁天海港佐久島 ART&FISHERMAN RELATION 出展(’00、愛知)。
2000年、美工のあゆ創立120周年記念展 出展(京都市美術館)。
2017年、阪急うめだ本店9階うめだギャラリーにて画業55年記念展 開催。

12月18日(水)〜 24日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

佐久間友香 個展
ナイト・ストラクチュア

「mike」(F6号)

黒い空、月の微かな光、音のない街。それらは夜をつくる僅かな要素でしかなく、他の無数の物や気配が織り重なって“夜”の骨格を成している。太陽が沈み、再び昇るまでのその短い間を、ただ“夜”と呼ぶのは毎晩その時間をくぐる私たちにとっては不十分であるように思う。私が描いているものは日本画と呼ばれているもので、明治の時代に名付けられ、時の流れと共にその姿を変えながら日本の文化の中で息づいてきた。しかし時が経つにつれ、その定義は曖昧になっている。だからこそ今、その骨格を見つめ直し、手に触れ、形を確かめていく必要があると感じている。夜の深さを測るように、その輪郭を自らの手で描き出していきたい。
佐久間友香

1990年、愛知県に生まれる。
2008年、愛知県立旭ヶ丘高等学校美術科 卒業。
2014年、愛知県立芸術大学 卒業・修了制作展優秀作品賞 受賞。第2回「三芸大学生選抜H/ASCA展」優良賞 受賞 。「佐久間友香個展~甘露追想~」開催(伊勢丹新宿本店)。
2015年、第六回「星野眞吾賞展」入選(豊橋市美術博物館・愛知)。
2016年、愛知県立芸術大学美術学部博士課程前期課程日本画領域 修了。
2017年、個展「miniature garden」開催(COREY HELFORD GALLERY・ロサンゼルス・アメリカ)。個展「はなぐもり」開催(画廊くにまつ青山・東京)。
2020年、個展「十七夜」開催(阪急うめだ本店・大阪)。
2022年、「佐久間友香個展~ひと匙のひかり~」開催(阪急うめだ本店・大阪)。
他、国内外でグループ展、アートフェアに多数参加。
現在、無所属 名古屋芸術大学デザイン科 専任講師、名古屋造形大学日本画専攻 非常勤講師。

12月18日(水)〜 24日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

河野 甲 立体造形の世界

「楽師」(幅17×奥行10×高さ38cm)

皮革という平面素材を駆使して、リアルで独自の詩情をたたえた立体造形を制作しています。昆虫と人体がメインのモチーフですが、今回はガラスと樹脂で表現したカタツムリの作品も加わります。

河野 甲

1956年、愛媛県宇和島市に生まれる。
1977年、京都嵯峨美術短期大学洋画科 卒業。皮革造形家石丸雅通に師事。
1984年、京都に工房開設。造形作家として活動開始。
現在、京都府木津川市在住。国内外で個展を中心に活動。

12月25日(水)〜 31日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

新年を彩る
―アートのある暮らし―

梅野浩壱「ねん猫」
(幅12×奥行9×高さ10cm)

榎並和春「サンタキアラ」
(F10号)

大須賀昭彦・和子「グーズ36」
(高さ47cm)

大場冨生「無言館」
(縦18×横10cm)

勝部梓「だいすき」
(幅13×奥行10×高さ14cm)

佐々木紀政「再生招福巳」
(幅13×奥行12×高さ27cm)

藤岡孝一「遠くへいきたい」
(幅12×奥行4×高さ17cm)

新しい年を迎えるにあたり、くらしに寄り添い、気分を新たにする様々なジャンルのアートをご紹介いたします。お気に入りを見つけて、お楽しみください。

出展作家
和田隆彦(鉄)、大須賀昭彦(ステンドグラス)、藤岡孝一(木彫)、梅野洋壱(木彫)、勝部梓(木彫)、佐々木紀政(木彫)、福山智子(木彫)、榎並和春(絵画)、大場冨生(版画)、村上征生(絵画)、高橋宣子(絵画)、伊藤尚子(版画、漆)、内藤六郎(絵画)(順不同)

※出展作家は変更になる場合がございます。

9階 阪急うめだギャラリー

12月18日(水)〜 23日(月)
※催し最終⽇は午後5時終了

たなかしん作品展
一縷 いちる の望み

「一縷の望み」(M30号)

画家で絵本作家でもあるたなかしんが、一縷の望みを絵にこめたきらめく世界へと誘う展覧会です。大切な命を見つめ、慈しむ “たなかしんの世界”で、希望の光に触れられますように。 新作絵本や画集、 カレンダーやグッズなどもご用意しています。また、ライブペインティングやギャラリーツアー、サイン会、クリスマスカードプレゼントなど、イベントもお楽しみください。


ライブペインティング
絵筆に祈りを込めて描く1枚
12月18日(水)~20日(金)午前11時〜正午
完成作品は21日(土)から展示
※オークションにて販売します。

ギャラリーツアー
12月21日(土)午後3時30分〜(約30分)

サイン会
会期中毎日 午後1時〜3時・5時〜7時
税込2,000円以上お買上げの方に絵本やグッズにサインさせていただきます。
※ポストカード除く

クリスマスカードプレゼント
レジカウンターに設置の募金箱に300円以上ご寄付いただいた先着500名様にたなかしんクリスマスカードをプレゼント。
※募金は(一財)H2Oサンタを通じて全額をNPO法人日本クリニクラウン協会へ寄付させていただきます。

1979年、大阪府に生まれる。
絵の下地にアトリエのある明石の砂を使い、独特のマチエールを生み出す。
画家として活動する傍ら2002年頃から絵本を描き始め、2005年台湾のGrimm Pressから絵本作家としてデビュー。以降、国内外で出版を重ねている。翻訳本を含め、著書は40冊以上。海外での展覧会、舞台美術、広告、服飾デザイン、キャラクター制作、講演、ワークショップなど、幅広く活動中。

2025年1月 美術散歩

神戸阪急 阪神梅田本店

阪急うめだ本店 7階 美術画廊

1月3日(金)〜 7日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

~現代のこころ~
名僧高僧墨蹟展

藤波源信 大阿闍梨「一味禅」
(画)西村欣魚「巳」(F8号)

森清範「ありがとう」(F6号)

禅の言葉には私たちが心豊かに生きる知恵が込められています。心の平穏や現代を生きる人の幸せを願って、また、日本の素晴らしい文化を後世に残していけたらとの思いで、名僧高僧が揮毫した作品を一堂に集めました。新春特別限定色紙(額付き)も数量限定でご用意しております。新春のひととき、心やすらぐ時間をお楽しみください。

1959年、三重県四日市市に生まれる。
1976年、満17歳で比叡山延暦寺にて得度を得る。
1984年、回峰行初百日行達成後、一度比叡山を降り僧侶を辞め一般社会人として会社勤めを経験する。
1993年、十二年籠山行に身を投じ、同時に千日回峰行の修行に入る。
2003年、9月18日満行。
2005年、十二年籠山を円成する。
2013年、比叡山飯室谷「長寿院」の住職となる。
主な著書 『もし、生きることに悩んでいるならー 幸せへつながる「縁起」の教え』(廣済堂出版)

1940年、京都府に生まれる。
1955年、当時の清水寺貫主・大西良慶和上のもと得度・入寺。
1963年、八幡市円福寺専門道場に掛塔(雲水修行)後、清水寺・真福寺住職に就任。
1979年、清水寺法務部長に就任。
1988年4月、清水寺貫主・北法相宗管長に就任。
2012年、宝性院住職。
1995年より「今年の漢字」において、公募で選ばれたその年を表す一文字の漢字を清水寺の舞台で揮毫していることでも知られている。

1月3日(金)〜 7日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

第41回
久保田唯心 御季代 唯阿
木彫 福乃神・福の仏展

久保田唯心 巳年吉祥干支「お使い媛」
(幅24×奥行9.5×高さ6cm、木曽桧材・
純金箔仕上げ、台 幅29×奥行15×高さ3.5cm)

新春吉例、日本の伝統美術である木彫作品で彩る展覧会を開催します。1500年にわたり、受け継がれてきた仏師の技法を礎に、和の木彫作品に取り組む久保田唯心 御季代 唯阿親子が、心に寄り添うやさしい祈りの姿や祝いの姿を木彫で表現しました。仏像をはじめ、干支や節句の置物、茶道具など木の温かみあふれる作品の数々を、ぜひご覧ください。

1943年、大阪府に生まれる。

1947年、滋賀県大津市に生まれる。

京都仏像彫刻研究所に入門。大仏師 松久朋琳・宗琳師に師事、夫妻で独立。
1980年~、仏教彫刻教室講師(リーガロイヤルホテル(大阪)文化教室「エコール ド ロイヤル」)。
1981年、著書『仏を彫るー技と心ー』出版(創元社)。
1984年~、阪急うめだ本店「木彫 福乃神・福の仏展」(大阪)をはじめ、関西、関東、九州の百貨店、リーガロイヤルホテル(大阪)、ザ・リッツ・カールトン大阪等にて木彫展や個展を開催。多くの神社仏閣の彫像奉刻、修復に携わる。
2012年、阪急うめだ本店「鳥芳」吉祥軍鶏像(100cm)奉刻。
2014年、久保田唯心 公益財団法人ハン六文化振興財団文化賞 受賞。DHCテレビ(現・虎ノ門テレビ)『未来への伝統』に出演。
2021年、朝日放送テレビ『一志相伝』に出演。

1977年、滋賀県大津市に生まれる。
1996年、立命館大学法学部 卒業。仏師・父の唯心につき彫刻修業。
2003年、京都伝統工芸専門学校木工芸専攻(現大学校)卒業。
阪急うめだ本店(大阪)「木彫 福乃神・福の仏展」、神戸阪急(兵庫)、松坂屋名古屋店(愛知)、福岡三越等各地百貨店にて個展・作品展示多数。
2003年~、木彫教室講師(リーガロイヤルホテル(大阪)文化教室「エコール ド ロイヤル」)。
2014年~、木彫教室講師(近鉄文化サロン阿倍野・大阪、神戸ポートピアホテル・兵庫)、DHCテレビ(現・虎ノ門テレビ)『未来への伝統』出演。
2021年、朝日放送テレビ『一志相伝』に出演。

1月8日(水)〜 14日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

李朝を愛でる
日韓李朝作家の競演

ホンドゥヒョン(写真はイメージです。)

鈴木大弓(写真はイメージです。)

ホンドゥヒョンと鈴木大弓、約20年前、韓国の同じ場所で李朝を学んだふたりの作品が競演します。粉引や白磁井戸、三島など、約300点の作品をご覧ください。

1982年、韓国大邱に生まれる。
2008年、岐阜県鯉江良二工房にて修業。
2011年、帰国後、韓国慶尙北道淸道郡にて独立。
2012年、Edenvally Resortにて初個展開催(梁山・韓国)。
以後毎年個展や企画展、グループ展を開催。
現在、穴窯で朝鮮白磁を中心に作陶中。

1981年、宮城県仙台市に生まれる。
2005年、韓国、聞慶および慶州にて修業。
2009年、滋賀県・信楽にて独立。
2011年、穴窯陶廊 炎色野にて個展開催(以降随時、東京)。
2012年、名古屋栄三越にて個展開催(以降隔年、愛知)。
2013年、横浜高島屋にて個展開催(’15・’17・’20、神奈川)。
2016年、三重県・伊賀に工房を移転。 黒田陶苑にて個展開催(以降毎年、東京)。
2020年、ギャラリーLABOにて個展開催(’21~’24、愛媛)。
2021年、日本橋三越本店にて個展開催(’23、東京)。
全国各地の百貨店、ギャラリーにて個展、グループ展開催。

1月15日(水)〜 21日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

輪島・瀬戸國勝漆展

「食籠」(直径21×高さ22cm)

大きな自然の試練に幾度となく見舞われ多くを失いましたが、創作し続けていくという気持ちは失いませんでした。おだやかな時間とこの土地らしい味わいをとり戻していくことを願って創っています。ぜひご来場ください。

瀬戸國勝

1945年、石川県輪島市に生まれる。
1974年、偉大な陶工と出会う。
1975年、工芸店「てふてふ」を創る(石川)。
1991年、百盆展に参加(石川)。
1993年、ギャラリーQUAIをオープン(石川)。各地で個展・グループ展を始める。
2005年、ニューヨークにて個展開催(アメリカ合衆国)。
2006年、ウィーンにて個展開催(オーストリア)。
以降、各地にて個展開催。

1月22日(水)〜 28日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

手塚華 日本画展
—たおやか—

「べ」(S12号)

身近ないきもの、植物の存在は私たちを癒し励ましてくれます。その生態の不思議と魅力を深く観察し、可愛らしさの奥に見える凛とした力を描いた作品をご紹介します。共感と驚き、画面から伝わる優しさをお楽しみください。

1988年、愛知県に生まれる。
2011年、愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻 卒業、桑原賞 受賞。第66回春の院展 入選(以降’14・’15・’17・’18・’21’・’22・’24)。Young Art Taipei2011出展(以降台湾のアートフェアに複数回出展)。前田青邨記念大賞 入選。
2012年「萌の会 日本画展」出展(松坂屋名古屋店・愛知、松坂屋上野店・東京、大丸心斎橋店・大阪)。飛騨高山臥龍桜日本画大賞展 入選(’14)。再興第97回院展 入選(以降’13・’19・’22~’24)。
2013年、愛知県立芸術大学大学院美術研究科日本画領域 修了。修了模写優秀作品賞 受賞(修了模写大学買上げ)、大和文華館所蔵 伝毛益『蜀葵遊猫図』『萱草遊狗図』の現状模写及び復元模写。
2015年、「若鶉会」出展(以降’17・’20・’23・’24、日本橋三越本店・東京、名古屋栄三越・愛知)。「壱萬会」出展(’17・’19、姫路山陽百貨店・兵庫)。
2017年、中日新聞 歌壇俳壇挿絵掲載。
2019年、阪急うめだ本店にて個展開催(’21・’23、大阪)。
その他、国内外で個展多数。
現在、愛知県立芸術大学模写事業従事、日本美術院院友。

1月22日(水)〜 28日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

山本修・三千代
木漆・染絵展

山本修「肱掛椅子」
(横76×奥行46×高さ74cm・座面高40cm)

山本三千代
染絵額「華文様」(縦53×横37cm)

欅、栃、栗などの性質や木目を活かした家具・小物を拭き漆で仕上げる山本修。自然の情景を文字や文様で染め上げる山本三千代。暮らしの中で楽しめる作品を手掛けるふたりの作品展です。

1953年、岐阜県に生まれる。
1977年、愛知大学 卒業。
1981年、松本技術専門校 卒業。
1982年、松本民芸家具で、家具を制作。
1986年、独立、工房を開く。
阪急うめだ本店(大阪)など、全国各地にて個展開催。
現在、岐阜県瑞浪市在住。

広島県に生まれる。
1965年、岩原謙三氏に師事。
1969年、柳垂染色研究所にて染色作品を制作。
1986年、信州にて染絵を始める。

1月29日(水)〜 2月4日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

中村祐子 日本画展
—四季の輝き—

「宝相華」(M8号)

移ろいゆく自然の美しさを巧みに捉え、截金という伝統技術で表現する日本画家、中村祐子。細部にまでこだわった金箔の輝きが、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色といった、四季折々の風景に息づき、一瞬一瞬の美しさを表現しています。季節の移り変わりを感じさせると同時に、日常の中に潜む詩情を呼び覚ます独自の世界観をお楽しみください。

1977年、東京都に生まれる。
2010年、東京藝術大学大学院 博士課程 文化財保存学保存修復日本画 修了。作品買上げ。
2011年、東京藝術大学大学美術館非常勤講師(〜’19)。
2012年、絵の現在 第40回選抜展銅賞 受賞。
2015年、郷さくら美術館 桜花賞展 出展。
2016年、伊藤忠商事株式会社企業カレンダーに採用。
2017年、高砂香料工業株式会社カレンダーに採用、『心に残る和の年賀状戌年版』年賀状デザインに採用。
現在、女子美術大学非常勤講師。

1月29日(水)〜 2月4日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

佐藤亮 色絵磁器展

色絵平鉢「風更紗」(幅32×奥行32×高さ7cm)

九谷の磁土、花坂陶石の陰翳のある白に魅かれて、北陸の四季を描き続けてきました。今年はあらためて加賀能登の懐かしい風土や情景に心が動きます。身近で使う器のそれぞれに色絵の楽しさを見つけていただければ幸いです。陶額なども含めて100点余の作品をご覧ください。

佐藤亮

1946年、新潟県新潟市に生まれる。
1970年、早稲田大学 卒業。
1977年、陶芸を志し瀬戸・九谷で学ぶ。
1980年、日本伝統工芸展 初入選。
1984年、日本工芸会正会員となる。
2005年、石川の伝統工芸展石川県知事賞 受賞。
2008年、伝統工芸陶芸部会展日本工芸会賞 受賞。
2016年、阪急うめだ本店で個展開催(大阪)。
2021年、伝統九谷焼工芸展大賞 受賞。
東京銀座和光本館ホール(現:セイコーハウス銀座ホール)、岩田屋三越(福岡)等で個展多数。
現在、日本工芸会正会員、石川県指定無形文化財保持団体 九谷焼技術保存会会員。

9階 阪急うめだギャラリー

1月11日(土)〜 17日(金)
※催し最終⽇は午後5時終了

現代加賀九谷作家展

𠮷田美統
花瓶「釉裏金彩牡丹唐草文」
(径23.5×高さ38.3cm)

古九谷の時代から受け継がれてきた技と心。色絵磁器の多様なる世界を、じっくりとご覧ください。


出展作家
九谷焼伝統工芸士会
吉田美統、福田良則、福島武山、宮本直樹、
山口義博、山中國盛、美山富、宮本晄、
宮腰徳二、浅蔵一華、三浦晃禎、三ッ井達也、
木戸優紀子、石冨俊二郎

加賀九谷陶磁器協同組合
山本篤、山本長左、山本芳岳、北出太郎、
堀江祐夫子、山本高寛、山本大輔、苧野直樹、
前田昇吾、山本浩二、山本秀平、寺前瑛生

[特別出展]
針谷祐之

※出展作家は変更になる場合がございます。

※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。
※サイズは目安です