※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2025年12月 美術散歩

神戸阪急 阪神梅田本店

阪急うめだ本店 7階 美術画廊

12月3日(水)〜 9日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

松田辰也 動物画展
〜月と日〜 つきとひ

「両虎」(縦95×横68cm)

「ツクヨミ 〜日本鶏〜」(縦53×横53cm)

太陽の光によって私達は物の“色”を認知できます。フルカラーかつ左目をメインとして描かれる動物を太陽の神、アマテラスをモチーフとしています。目には見えるが触れることが出来ないもののたとえ“水の月”から野生動物は安易に触れないように、という想いを込めて“水=碧眼”の右目をメインとして描かれる動物が月夜の神、ツクヨミをモチーフとしています。

松田辰也

1976年、大阪府に生まれ、大分県で育つ。工業高校建築学科卒業後、ゼネコンに入社。退社後独学でシルバーアクセサリー制作を学び、アクセサリーブランド「KARMA(カルマ)」を立ち上げる。「マスターマインドジャパン」×「ロアー」とコラボレーションしたリングを「マスターマインド」の10周年記念リングとして発表。
2009年、ブランド活動を休止し、トリミングサロンを経営しながらドッグトレーナーとして活動開始。建築、アクセサリーデザインなど“描く”ことを得意としていたため、ドッグトレーナーとしての経験と合わせて、犬や猫の絵を描きはじめる。
2017年、犬猫にとどまらず、動物福祉や環境エンリッチメント、応用行動分析学などの啓蒙を目的として本格的に動物画家として活動開始。
主に古事記や日本書紀をモチーフに鉛筆や色鉛筆、金箔を使って描く。

12月3日(水)〜 9日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

清水真由美 杉村徹
二人展

清水真由美「Cup」(径7.5×高さ5.5cm)
杉村徹「木の台」
(幅30×奥行11.5×高さ10.5cm、クルミ)

陶芸作家 清水真由美と木工作家 杉村徹による初の二人展。新作を中心にご紹介します。清水真由美の陶は、繊細な技術と独創的なデザインが融合し、アートとしてはもちろん使うことにより身近な存在としても楽しめる作品。杉村徹の木工作品は、自然素材の温かみのある風合いを生かし、日常に溶け込む優雅さと実用性を兼ね備えています。それぞれの素材の魅力を最大限に引き出しながら、調和のとれた空間を創り出す造形美も魅力。日常を彩る一品との出会いをお楽しみください。

1970年、千葉県に生まれる。
1991年、武蔵野美術大学短期大学部専攻科 卒業。
1997年、滋賀県陶芸の森 創作研修館にて制作。
1998年、金沢卯辰山工芸工房 在籍(〜’00、石川)。
1999年、国立オーストラリア大学キャンベラアートスクールに招聘。
2000年、文星芸術大学美術学部陶芸コース研究員(〜’01)。
2002年、第6回国際陶磁器展美濃審査員特別賞 受賞。
2003年、第4回出石磁器トリエンナーレ 佳作 受賞。
2004年、「非情のオブジェー現代工芸の11人」出展(東京国立近代美術館工芸館)。
2006年、「現代陶芸の粋 東日本の作家を中心に」出展(茨城県陶芸美術館)。
2007年、「華やぎのかたち My Favorite Flowers」出展(日本橋髙島屋・東京)。
2009年、「FROM IZUSHI」出展(兵庫陶芸美術館)。
2014年、「現代・陶芸現象」出展(茨城県陶芸美術館)。
2020年、横浜髙島屋にて個展開催(’24、神奈川)。
2023年、阪急うめだ本店にて個展開催(大阪)。
2025年、日本橋髙島屋にて個展開催(東京)。
他個展、二人展多数。

1956年、兵庫県に生まれる。
1984年、長野県松本技術専門校木工科 卒業。
1992年、「穂高武居工作舎」を経て、愛知県常滑市にて独立し「knot wood works」設立。2010年、茨城県龍ケ崎市に移転。
全国各地の個展などを通じて、作品を発表。

12月10日(水)〜 16日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

第36回 川端紘一展 
―水―

「潮騒と便り」(縦69.3×横89.3cm)

今回のテーマは、“水”。水墨画にしろ水彩画にしろ、絵づくりの媒体は水<自然>にある事は常識です。これをどう創作に活かすかは描き手に委ねられるのですが、今、私にとってこの常識は極めて新鮮で貴重な体験として意識化されております。年齢との関わりというのでしょうか、描く行為と水<自然>とのバランスに私の行方を尋ねております。

川端紘一

1942年、京都府京都市に生まれる。
1967年、京都市立美術大学西洋画科 卒業、同卒業展 受賞。
1968年、シェル美術賞展にて受賞(白木屋・東京)。
1969年、京都市立美術大学西洋画科専攻科 修了。
1975年、第1回フランス美術賞パリ展 受賞(フランス・国営放送ギャラリー・パリ)。
1983年、第2回吉原治良賞美術コンクール 受賞(大阪現代美術センター)。
1991年、素材いろいろ展 出展(徳島県立近代美術館)。
1992年、JAPAN牛窓国際芸術祭 第5回美術の実験展 出展(岡山)。
1999年、弁天海港佐久島 ART&FISHERMAN RELATION 出展(’00、愛知)。
2000年、美工のあゆみ120周年記念展 出展(京都市美術館)。
2017年、阪急うめだ本店にて画業55年記念個展 開催(大阪)。

12月17日(水)〜 23日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

―幻想の調べ―
宇野宗甕展

「熖彩指輪」(13号、18金)

釉薬の研究と焼成技術により生み出された作品は、宝石のような美しい輝きを放ちます。今展では、鮮やかな色彩と透明感が特徴の焼物を指輪やネックレスなど装身具に加工した作品を中心に、花器や干支のオブジェなど約150点を一堂にご紹介します。宇野仁松、初代宇野宗甕、二代宇野宗甕の三代にわたり継承された高度な技術により生み出された作品を、ぜひこの機会にご覧くださいませ。

1949年、初代宗甕の孫娘として京都に生まれる。祖父・宗甕に師事し、彩釉陶技を学び、竹中三郎画伯に洋画の指導を受ける。
1974年、同志社大学法学部在学中に、二代・宗甕を襲名し、全国で個展を開催。
1993年、神戸阪急、阪急うめだ本店で個展を開催(以降隔年開催)。
2009年、紺綬褒章を受章。
2019年、「郎窯花器」と「辰砂白彩壷」が京都市美術館に収蔵される。

12月24日(水)〜 31日(水)
※催し最終⽇は午後4時終了

~禅僧の筆からはじまる一年~
名僧高僧墨蹟展

比叡山長壽院住職、比叡山延暦寺千日回峰行者
藤波源信大阿闍梨「為に生きる」(F6号)

日本を代表する各宗派の管長、門跡、長老、住職による揮毫作品が一堂に会します。いにしえより人々を導き、心の糧となってきた名僧の筆には、深い悟りと揺るぎない信念、そして温かな慈悲が込められています。新年を迎えるにあたり、古の智慧に触れ、自らの内面と向き合う特別な時間としていただければ幸いです。ぜひこの機会にご覧ください。

1959年、三重県四日市市に生まれる。
1976年、満17歳で比叡山延暦寺にて得度を得る。
1984年、回峰行初百日行達成後、一度比叡山を降り僧侶を辞め一般社会人として会社勤めを経験する。
1993年、十二年籠山行に身を投じ、同時に千日回峰行の修行に入る。
2003年、9月18日満行。
2005年、十二年籠山を円成する。
2013年、比叡山飯室谷「長壽院」の住職となる。
師は、酒井雄哉大阿闍梨。主な著書 『もし、生きることに悩んでいるならー 幸せへつながる「縁起」の教え』(廣済堂出版)。

12月24日(水)〜31日(水)
※催し最終⽇は午後4時終了

新年を彩る
―アートな暮らし―

大須賀昭彦・和子「Momo 白」
(幅22×高さ82cm)

勝部梓「いつも共に」
(幅22×奥行10×高さ16cm)

みずあめや「バセットハウンド」
(幅3.3×奥行3.3×高さ8.4cm)

内藤六郎「花の街」
(縦32.6×横47.6cm)

暮らしに寄り添いながら、気分を新たにしてくれる、新年を迎えるにふさわしい作品を集めました。絵画や彫刻、ガラス、灯りなど、ジャンルは様々。それぞれの世界で活躍目覚ましい作家の、独創的な作品ばかりです。愛すべき個性との出会いをお楽しみください。

出品作家
大須賀昭彦・和子(ステンドグラス)、和田隆彦(鉄)、藤岡孝一(木彫)、梅野洋壱(木彫)、勝部梓(木彫)、福山智子(木彫)、榎並和春(絵画)、内藤六郎(絵画)、水口智貴(ガラス)、金光かずみ(とんぼ玉アクセサリー)、みずあめや(万華鏡)、山本修・三千代(木漆、染め絵)(順不同)
  ※出品作家は変更になる場合がございます。

2025年12月 美術散歩

神戸阪急 阪神梅田本店

阪急うめだ本店 7階 美術画廊

1月3日(土)〜 13日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

新春掛軸展

中川幸彦「富士に桜」(縦46.5×横53.5cm)

日本の伝統的な美意識と精神性が凝縮された掛軸。今回は、新たな年のはじめを寿ぐ富士や旭日、南天などの縁起物から、梅や桜、鶯など、春の訪れを感じさせるモチーフ、また1年中お使いいただける山水や書など、様々な掛軸を一堂に集めました。空間を表情豊かに彩るお気に入りの一幅に、出会ってください。

出品作家
中川幸彦、小山田典彦、島田稔明、出口華凰、遠田一成、中川槙、堀井珠水(順不同)
  ※出品作家は変更になる場合がございます。

1月3日(土)〜 13日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

第42回
久保田唯心 御季代 唯阿
木彫 福乃神・福の仏展

久保田唯心「福の神」
(幅21×奥行13×高さ15cm)

新春吉例・招福祈願、久保田唯心 御季代 唯阿親子による日本の伝統木彫作品の展覧会です。テーマは、“伝えよう 未来への、伝統を”。1500年にわたる仏像彫刻の歴史と仏師の技法を礎に、祈りの仏像、御祝や厄除けを表現した木彫置物をはじめ、茶道具、アクセサリーなど、おもてなしの心や日々の暮らしの中に、木の国日本が誇るやさしい和の木彫作品が充実。ぜひこの機会に、木の温もりあふれる50余点をご堪能ください。

1943年、大阪府に生まれる。

1947年、滋賀県大津市に生まれる。

京都仏像彫刻研究所に入門。大仏師 松久朋琳・宗琳師に師事。夫妻で独立。
1984年、阪急うめだ本店「木彫 福乃神・福の仏展」(41回、大阪)をはじめ、関西、関東、九州の百貨店、リーガロイヤルホテル大阪、ザ・リッツ・カールトン大阪などで木彫展や個展を開催(69回)。
1980年からリーガロイヤルホテル大阪の文化教室、エコール ド ロイヤルにて仏教彫刻教室講師を勤める。
1981年、『仏を彫る』出版(創元社)。
2014年、DHCテレビジョン『未来への伝統』出演。
2021年、朝日放送テレビ『一志相伝』出演。

1977年、滋賀県大津市に生まれる。
2000年、立命館大学法学部 卒業。仏師・父の唯心につき彫刻修業。
2003年、京都伝統工芸専門学校(現大学校 木工芸専攻)卒業。
阪急うめだ本店(大阪)「木彫 福乃神・福の仏展」、神戸阪急(兵庫)、松坂屋名古屋店(愛知)、福岡三越など、各地百貨店にて個展や作品展示多数。
2014年、DHCテレビジョン『未来への伝統』出演。
2021年、朝日放送テレビ『一志相伝』出演。
現在、木彫教室講師としても活躍中(リーガロイヤルホテル大阪・文化教室 エコール ド ロイヤル、近鉄文化サロン阿倍野・大阪、神戸ポートピアホテル・兵庫)。

1月14日(水)〜 20日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

輪島・瀬戸國勝漆展

「時代椀 木地呂・朱」(各径15×高さ11.3cm)

当たり前の日常が消えて、明日へ向かう気持ちになれない日々がありました。それでも一歩歩き出すと沢山のお声がけをいただき、心強く思え、この土地のあじわいを取り戻すことを願って歩いています。

瀬戸國勝

1945年、石川県輪島市に生まれる。
1974年、偉大な陶工と出会う。
1975年、工芸店「てふてふ」を創る(石川)。
1991年、百盆展に参加(石川)。ギャラリーQUAIをオープン(石川)。各地で個展・グループ展を始める。
2005年、ニューヨークにて個展開催(アメリカ合衆国)。
2006年、ウィーンにて個展開催(オーストリア)。
以降、各地にて個展開催。

1月21日(水)〜 27日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

馬川祐輔 陶展

「壺」(径20×高さ20cm)

陶芸で、器やオブジェを作っています。おもに植物や人間をテーマやモチーフにしています。今回はカップ、酒器、茶碗などを中心にふたものや壁掛け作品、オブジェなど約120点を出品の予定です。どうぞ、ご覧ください。

馬川祐輔

1984年、兵庫県伊丹市に生まれる。
2006年、大阪芸術大学工芸学科陶芸コース 卒業。
2008年、多治見市陶磁器意匠研究所技術コース 修了。
2013年、兵庫県丹波篠山市へ移住、現在、この地で制作。
2019年、菊池ビエンナーレ 入選。
2021年、ギャラリー香綵にて個展開催(’23・’25、大阪)。もえぎ城内坂店にて個展開催(~’25、栃木)。
2022年、織部下北沢店にて個展開催(’24、東京)。
2024年、備前・現代陶芸ビエンナーレ 入選。
2025年、One Art Taipei出展(Artemin Gallery・台北)。

1月21日(水)〜 27日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

山本修・三千代
木漆・染絵展

山本修「片肱掛椅子 欅」
(幅86×奥行48×高さ74cm、座面高40cm)

山本三千代 染絵額「出逢」
(縦48×横33cm)

欅、栃、栗、桜、桑など、広葉樹の木目や性質をいかして製作した家具や小物を、拭き漆で仕上げる山本修。自然の情景を文字や文様で染め上げる山本三千代。暮らしの中で身近に楽しめるものを意識した家具や木工の小品、染絵額など約120点を一堂に集めてご紹介します。

1953年、岐阜県に生まれる。
1977年、愛知大学 卒業。
1981年、松本技術専門学校 卒業。
1982年、松本民芸家具制作。
1986年、独立、工房を開く。
阪急うめだ本店など全国各地にて個展開催。
現在、岐阜県瑞浪市在住。

広島県に生まれる。
1965年、岩原謙三画伯に師事。
1969年、柳垂染色研究所にて、染色作品を制作。
1986年、信州にて染絵を始める。

1月28日(水)〜 2月3日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

松﨑融 木漆展

「朱漆輪花台」(径36×高さ6.5cm)

漆の塗り重ねを増やすことにより、使うほどに味わいが深くなり面白さが増すようにと願いながら制作しております。重箱、鉢、箱、盆、額など日常使いの作品が登場します。

松﨑融

1944年、東京都梅が丘に生まれる。
1974年、陶芸家 島岡達三の指導を受ける。
1983年、国画会新人賞 受賞。
1987年、国画会会友優作賞 受賞。
1992年、阪急うめだ本店にて個展開催(以後隔年・大阪)。
2006年度より国画会工芸部鑑査員長。
所蔵美術館:シュレスビッヒ美術館(ドイツ)、栗の木美術館(長野)、フィラデルフィア美術館・ミシガン大学美術館・デトロイト美術館(アメリカ)。
その他、毎年各地にて個展及び兄弟展を開催。

9階 祝祭広場

1月14日(水)〜 19日(月)
※催し最終日は午後5時終了

現代加賀九谷作家展

山本篤
「大鉢(28面)」(径39×高さ23.5cm)

積み重ねられた伝統と若手作家の情熱が紡ぐ、過去・現在・未来の物語。古九谷から受け継がれた技と心が息づく、九谷焼の伝統の世界をぜひご覧ください。

出品作家
「加賀九谷陶磁器協同組合」
山本篤、山本長左、山本芳岳、北出太郎、堀江祐夫子、山本高寛、山本大輔、苧野直樹、前田昇吾、山本浩二、山本秀平、寺前瑛生、米谷彰能
「九谷焼伝統工芸士会」
福田良則、福島武山、宮本直樹、山口義博、山中國盛、美山富、高聡文、宮本晄、宮腰徳二、浅蔵一華、三ッ井達也、木戸優紀子、石冨俊二郎
「山中漆器」
針谷祐之
  ※出品作家は変更になる場合がございます。

※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。
※サイズは目安です