※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。

2025年6月 美術散歩

神戸阪急 阪神梅田本店

阪急うめだ本店 7階 美術画廊

6月18日(水)〜 24日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

傘寿記念
第39回 黒木国昭展
同時開催
―黒木ガラスの継承―
谷口榮展

黒木国昭
~輝~ KUROKIロマン 花器 プラチナ彩 「舞蝶」
(径19.4×高さ46.1cm)

第39回 黒木国昭展も、私の後継者である谷口榮とともに師弟展として取り組みます。今年2月、グラスアート黒木で制作をした作品が宮崎県の伝統的工芸品「綾ガラス」として指定されました。宮崎の地で生まれ、育まれた「綾ガラス」が末永く受け継がれていきますことを心より願っております。グラスアート黒木でしか生み出せない技術と美の融合、KUROKIロマン「舞蝶」を発表します。本体の色のグラデーションは切子のカットにより優しく煌めき、舞う蝶に生命力が宿りました。ぜひ会場にてご高覧ください。
黒木国昭

1945年、宮崎県須木村(現:小林市)に生まれる。
1989年、有限会社グラスアート宮崎綾工房(現:株式会社グラスアート黒木)創設。
1991年、国の卓越技能者「現代の名工」 受賞。
1995年、フランス・パリ平和芸術祭大賞 受賞。
2006年、黄綬褒章 受章。NHKグループ主催 「琳派と広重 東海道五拾三次の展開」展 開催(~'09、国内の主要6都市、イタリアのカ・ペーザロ国際現代美術館)。
2013年、歴史博物館にて「日本台湾国際芸術文化交流展」開催(台湾)。
2019年、NHK WORLD JAPAN 『Face to Face』出演。
2023年、国父紀念館「黒木国昭 甲子創作紀念 台日国際芸術文化交流展」 開催(台湾)。
2025年、宮崎県伝統工芸士 認定。
現在、日本ガラス工芸協会功労会員 、JAPAN GLASS ART SOCIETY理事、国の卓越技能者「現代の名工」、株式会社グラスアート黒木名誉顧問。

谷口榮
花器 金・プラチナ彩 「竜吟虎嘯」※一部抜粋
(幅23.2×奥行25×高さ62.5cm)

昨年に引き続き、師弟展として作品をご高覧いただけますこと、大変嬉しく思っております。今展では、宝珠を掴み天から下る竜と、岩を掴み天を見上げる虎が相反するも共鳴する瞬間を切り取った造形作品「竜吟虎嘯」を展覧いたします。ガラスの特性を生かした躍動感をお楽しみください。

谷口榮

1970年、宮崎県須木村(現:小林市)に生まれる。
1994年、有限会社グラスアート宮崎綾工房(現:株式会社グラスアート黒木)入社。国の卓越技能者「現代の名工」黒木国昭に師事。
2019年、グラスアート黒木所属作家として「時空の旅」シリーズで活動を開始。師である黒木国昭の代表作「光琳」シリーズの継承を認められる。
2020年、21世紀アート ボーダレス展 出展(国立新美術館・東京)。
2021年、ガラスのかたち展(日本橋三越本店・東京)・’21日本のガラス展 出展(東京)。
2022年、第23回日本・フランス現代美術世界展 入選。
2023年、ホーボウィ国際ガラスコンペティション 入選(ポーランド)。
各地で個展開催(石川・山口・長崎・岩手・愛媛・神奈川・島根他)。日本ガラス工芸協会正会員。

6月25日(水)〜 7月1日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

井津建郎 もののあはれ
無常の美・作品展

「半蔀」(縦170×横52cm、掛け軸)

祈りや人の尊厳をテーマに、世界各地の聖地を巡り、超大型カメラで撮影した写真をプラチナ・プリントなどで表現してきた井津建郎。今回は、能面や能楽、神社など、日本の美学を考察した写真を、自ら暗室で和紙などにプリントした掛け軸や風呂先屏風をご紹介します。写真と工芸が融合した独自の世界観をお楽しみください。

1949年、大阪府豊中市に生まれる。
1971年、日本大学芸術学部在学中の21歳で渡米。
1975年、ニューヨークでスタジオ設立。活動を開始。
1979年、ライフワークとなった「聖地」シリーズがスタート。超大型カメラを使ってプラチナ・プリント技法で作品制作を続ける(~'16)。主な作品にカンボジアの「アンコール遺跡」、インドに取材した「永遠の光」、イタリア・ポンペイの「レクイエム」他、静物、ヌード作品などがある。
受賞歴:アメリカ連邦芸術基金、ニューヨーク芸術基金、グッゲンハイム基金、Lucie Visionary 賞、Lou Stouman 賞、日本写真芸術学会・芸術賞などを受賞。
作品集:『Sacred Places』('01)、『Eternal Light』('16)、『無常:50年の旅』('22)、『抚州・忘れられた大地』など20冊。
メトロポリタン美術館、スミソニアン美術館 Arthur M. Sackler Gallery、ボストン美術館(いずれもアメリカ)、清里フォトアートミュージアム(山梨)など数多くの美術館に作品が収蔵されている。

2025年7月 美術散歩

神戸阪急 阪神梅田本店

阪急うめだ本店 7階 美術画廊

7月2日(水)〜 8日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

中村太樹男絵画展
―絵画が紡ぎだす物語の世界―

「moonlight festival」(P15号)

大理石粉を施した重厚なマチエールの上に、古典技法のフレスコ画やテンペラ画のエッセンスを融合させたミクストメディアで描かれた中村太樹男の世界。豊かな自然に囲まれたアトリエで一枚一枚丁寧に紡ぎだされた心象風景や、新たに登場するキャラクターたちが独自の物語を繰り広げます。原画約15点、重層絵画4点、立体1点、ジクレー15点をお楽しみください。

1964年、岩手県盛岡市に生まれる。
1992年より松屋銀座・日本橋三越本店など、東京都内百貨店の画廊を中心に個展を開催(以降随時)。
1996年、パリにアトリエを構えて、作品を制作(’97、フランス)。以降、ヨーロッパ及びアフリカ、アジア諸国などを取材旅行し、そこで得た雑多で豊かな印象やイメージが制作に影響を与える。
2008年、阪急うめだ本店にて個展を開催(以降隔年、大阪)。
2014年、地元石神の丘美術館にて画業20数年の集大成企画展「中村太樹男展~遠くて近い物語のはじまるところ~」開催(岩手)。
曽野綾子、島田雅彦、内田康夫など、人気作家の書籍や雑誌の装丁画を多数制作。CDジャケットのカバー画も手掛けるなど、活躍の舞台を広げている。

7月2日(水)〜 8日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

第16回 松﨑勝美
石の想守
Ishino Omamori

「花飾り」(直径5.5×高さ8cm)

兵庫県高砂市に産する“竜山石“を主に使い、石の想守(おまもり)を制作しています。それぞれに表情があり、観る方によって感じ方も違うでしょう。硬いもの、寡黙なものの中に穏やかさがあると思います。見て、触れて、感じていただけたら嬉しいです。想守に加えて、花器、つくばい、狛犬など約50点をご覧ください。

松﨑勝美

1959年、京都府に生まれる。曾祖父は、京人形頭師の川瀬猪山。
1986年、石の仕事に入り東京、広島、名古屋など国内各地をはじめ、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、台中、ソウルにて個展を開催。

7月9日(水)〜 15日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

第11回 西川克己洋画展
~おとぎの国の物語~

「雲のすきまを」(P4号)

フランスの旅で出会った街並みや建物のイメージから、独自の優しさに溢れた世界を紡ぎ出しています。建物に細かく描かれた沢山の窓やカーテン、樹木に茂る葉の数々。一つひとつの形や色が醸し出すハーモニーが作り出す不思議な絵画空間。人影がないのに楽しさや温かみを感じる素敵な世界に、どんな人たちが暮らしているのか想像をお楽しみください。約20点余の作品をご用意してお待ちしています。

西川克己


1970年、埼玉県に生まれる。
1996年、東京藝術大学美術学部デザイン科 卒業。
2001年、渡仏(~’03、Ateliers Beaux-arts de la Mairie de Paris)。
2005年、絵の現在選抜展 銀賞 受賞、しんわ美術展 銀賞 受賞。
2013年、阪急うめだ本店にて初個展(以降’14~’16~’18~’23、大阪)。
その他、全国各地で個展を開催。
現在、無所属。

7月9日(水)〜 15日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

丹波焼 清水義久 作陶展

「丹波窯変大徳利」
(口径4.2×胴径11×底径10×高さ24cm)

およそ850年の歴史がある丹波焼。自然釉の美しさ、力強さに惹かれて穴窯での作品を中心に制作しております。今展では自然釉、窯変、焼〆の作品を中心に250余点を展示いたします。ご高覧いただけると幸いです。
清水義久

1975年、兵庫県丹波・丸八窯の5代目として生まれる。
1998年、甲南大学経済学部 卒業。
2000年、京都市立窯業試験所本科課程 修了後、松崎健氏に師事。
2005年、阪急うめだ本店にて卒業展開催(大阪)。独立、丸八窯にて作陶に入る。
2007年、独自の薪窯を築窯。
2010年、国展 初入選。
2014年、阪急うめだ本店アートステージにて3人展開催(大阪)。
2015年、国展 新人賞 受賞。
2019年、国展 準会員に推挙。
その他、東京を中心に個展を開催。各地でグループ展に参加。

7月16日(水)〜 22日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

井上よう子展
―大切な思い その記憶―

「祈りーホワイト リース」(F4号)

大切な思い、大切な存在とその記憶は、誰もが色々な形で心に持ち、それは時に何か温かな力や希望をくれたり、悲しみを流してくれたりもします。そういう大切な思いや記憶に、心の奥深くで響いて、ずっと見ていたくなる…そんな絵を描けたらと、言えなかった言葉や、渡せなかった思いも、喪失と再生の色、ブルーに託したり、空と海、光と風の気配に込めたりして昇華し、静かな心象風景にできたらと…願いながら、描き続けています。

井上よう子

1958年、福岡県で生まれ、兵庫県神戸市で育つ。
1983年、京都市立芸術大学大学院 修了。東京セントラル美術館油絵大賞展 出展。
1984年、茨木市展市長賞 受賞。
2001年、池田満寿夫記念芸術賞展 出展。
2002年、2002新鋭美術選抜展 出展。
2004年、前田寛治大賞展佳作賞 受賞。
2005年、アジア女性美術招待展(ソウル市立美術館・韓国)出展。
2008年、兵庫県芸術文化協会 亀高文子記念―赤艸社賞 受賞。Ge展 出展(以降’10~’14、京都市京セラ美術館など)。
2022年、公益財団法人神戸文化支援基金 こぶし志縁賞 受賞。
2023年、兵庫県文化功労者 表彰。
2024年、第48回井植文化賞〈文化芸術部門〉 受賞。
ギャラリーなかむら(京都)・ギャラリー島田(兵庫)・ギャラリー枝香庵(東京)・阪急うめだ本店(大阪)・三木市立堀光美術館(兵庫)・在デンマーク日本国大使館(デンマーク)などで個展多数開催。
新聞連載小説挿絵、本の装丁画なども手がける。

7月16日(水)〜 22日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

煎茶道具展

五代 三浦竹泉作「赤絵花小文水注」
(幅20.5×奥行11.5×高さ14.5cm)

竹泉、竹軒、篤など京焼を中心にお稽古用からお茶会用のお道具まで約300点をご用意しました。ぜひ、この機会にお見立てください。

7月23日(水)〜 29日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

碧の軌跡 青瓷
浦口雅行展 2025

「青瓷黒晶銀彩双耳博山爐」
(径36.5×高さ39.2cm)

東京藝術大学で陶芸と出会い、故三浦小平二氏の薫陶を受けて常に斬新で独創的な作品作りに挑戦する浦口雅行。中でも中国陶磁器の最高峰として知られる青瓷に魅せられ、歴史と伝統を礎に独自の研究と美意識で現代的感性溢れる作品を発表。国内外で高い評価を得ています。阪急うめだ本店で2回目となる今展は、完成までに多大な努力と情熱を注ぎ込んだ大作をはじめ、大銀河の星々をのぞき込むような景色の瑠璃燿砕茶盌など、選りすぐりの作品が揃います。技を極めた青瓷、“浦口美術”の神髄をお楽しみください。

1964年、東京都に生まれる。
1987年、東京藝術大学美術学部陶芸講座 卒業。
1989年、同大学院三浦小平二研究室 修了。
1993年、朝日陶芸展新人陶芸賞 受賞。
1996年、中国浙江省南宋官窯、龍泉窯など窯跡を調査研究。
1998年、国際交流基金買上げ。南米を皮切りに世界巡回展開催。
2002年、茨城県芸術祭美術展覧会特賞 受賞。
2004年、米国ニューオリンズ美術館 収蔵展示。
2006年、NHK総合 器 夢工房『“宇宙の蒼”に挑む』に出演。
2009年、茨城工芸展 茨城工芸会80周年記念賞 受賞。
2014年、東京国立近代美術館工芸館、NHKなどが主催する「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」展に出展。
2018年、ART FAIR TOKYO 2018「青瓷浦口雅行展」出展。
2019年、英国陶磁器ビエンナーレ 出展。
2020年、Joan B Mirviss LTD 2020 Winter Collection 出展(ニューヨーク・アメリカ合衆国)。「安如藝廊Jonathan&Archer日本陶芸6人展」出展(台北・台湾)。茨城県石岡市新庁舎に青磁陶壁「常世の国の太陽」制作。
2022年、東日本伝統工芸展奨励賞 受賞。
現在、公益社団法人日本工芸会正会員、茨城工芸会会員、石岡市ふるさと大使。

7月30日(水)〜 8月5日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

「My Favorite
―私のお気に入り―」
テディベア作家と
油彩画家の出会い

Dreamy rabbit
「プティうさぎのメモリーちゃん」
(全長15.5cm)

Macky
「Animo !」(全長15cm)

milk♡cocoa
「ストロベリーケーキのベビーベア」
(全長22cm)

ふみみ
「バレリーナ」(全長13cm)

小野彩華
「花たどり」(M6号)

松本貴子
「bearror、bearror(Mirror、Mirror)」
(縦37×横26.5cm)

藤井佳奈
「おやすみテディ」(F10号)

浅村理江
「Little Red」(F4号)

白日会所属の画家とコンベンション出品で活躍する人形作家がコラボレート。豊かな感性と美意識を独自の世界観で表現する作家たちの“お気に入り”をテーマにした作品が揃います。愛情と幸福感をご体感ください。

[出品作家]
浅村理江、小野彩華、藤井佳奈、松本貴子、milk♡cocoa、Dreamy rabbit、ふみみ、Macky(順不同)

7月30日(水)〜 8月5日(火)
※催し最終⽇は午後4時終了

加藤亮太郎 作陶展

「織部茶盌」(径11.8×高さ10.7cm)

阪急うめだ本店での初個展となります。美濃陶の深化を目指し、自ら築いた窯で、穴窯焼成の志野、引出黒、織部、黄瀬戸など、特に茶盌の制作に力を入れています。加えて、花器、酒器、陶板など、約80点をご披露いたします。ぜひご覧ください。

加藤亮太郎

1974年、岐阜県にて、七代加藤幸兵衛の長男として生まれる。
2000年、京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻 修了。
2001年、家業の幸兵衛窯に入る。
2012年、越後妻有アートトリエンナーレ 出展(新潟)。
2014年、パラミタ陶芸大賞展 出展(パラミタミュージアム・三重)。
2015年、幸兵衛窯 八代目を継承。
2016年、幸兵衛窯歴代展(古川美術館・愛知)、PANK工芸 魂の救済 出展(樂翠亭美術館・富山、茨城県陶芸美術館・茨城)。
2018年、奈良・興福寺中金堂落慶法要にて、千宗屋師による献茶道具として奈良三彩天目を制作。
2021年、岐阜県芸術文化奨励 受賞。
2024年、日本陶磁協会賞 受賞。加藤亮太郎半白記念展 開催(古川美術館・愛知)。
2025年、大阪・関西万博 TOOL OR ART 出展。

9階 祝祭広場・催場

7月2日(水)〜 14日(月)
※7日(月)、催し最終日は午後5時終了
※8日(火)は終日閉場

ハワイフェア2025

ベッキー・ベネット

ヘザー・ブラウン

ハワイの作家が描いたアートで、ALOHAをお部屋に。ハワイをアートで感じてください。

[出品作家]
7月2日(水)〜7日(月)
祝祭広場:クリスチャン・ベンドー 、サラ・カードル、セス・グリーン、ダグラス・マーキー
催場:タカ ノグチ
7月9日(水)〜14日(月)
祝祭広場:イルミネーティッド アート ハワイ、クラーク・リトル、クリスティ・シン、豊田 弘治、ニック・カッチャー、ベッキー・ベネット、ヘザー・ブラウン、ブリー・ポート
催場:ルーズマン
(順不同)

※出品作家は変更になる場合がございます。

※営業時間、催し内容、開催期間が変更になる場合がございますのでご了承ください。
※サイズは目安です