阪急うめだ本店

AKRIS×クリス-ウェブ佳子

“自分らしく輝く女性”

自然体で自分らしく輝く女性はいつの時代も憧れの存在。モデル・コラムニストとして活躍し、母としてのたおやかでパワフルな姿でも私たちを魅了するクリス-ウェブ 佳子さん。
「阪急ラグジュアリーブティックス」の新シーズンを特集した“インターナショナルファッションフィエスタ”に通じる、ライフスタイルやファッションで大切にしていることを聞きました。

普段の暮らしの中で大切にしていることはありますか?

 古い考えかもしれませんが、「一日一善」を大切にしています。外に出るときは特に。小さい頃から困っている人や生き物を見過ごすことができない性分で、自分ができることの範囲で誰かの役に立つことを日々心掛けています。あとはシンプルですが、挨拶をすること。東京都心に住んでいますが、挨拶を心がけているおかげで近所付き合いの多い暮らしをしています。
そして自然と人が集まる家なので、友人や娘たちの仲間が我が家で過ごす時間を心地よいものにすることが私にとっての喜びだったりします。“自分の機嫌は自分でとる”タイプの人間なので、それができるからこそ周りにいる人たちのケアもできるのかなと。友人や仲間たちがいるおかげで私の人生は興味深いものになっていると思います。

ご自分のことを理解しながらしっかりと労り、周りの方を大切にする姿からは、多くの人が“自立した女性”というイメージを持つと思います。佳子さんは、自分らしく生きる自立した女性たちの共通点とは何だと思いますか?

 自信とは、自分で選びつかむものだと知っていることだと思います。自分らしくいられない、誰かになろうとすることは逆につらいことだと知っている、そして自分の中にあるいくつかのバージョンをそのときどきの場面に合わせてうまく使い分けているように思います。

自分らしく過ごすためにはファッションもひとつの重要な要素だと思います。自分自身を表現する上でのファッションのこだわりはありますか?

 ファッションへのこだわりが強かった20代は黒い服ばかり着ていましたが、子どもたちに刺激を受け、自由な装いに覚醒したと言ってもいい30代はカラフルな服ばかり。そして自分だけの予定で装える機会が増え、たくさんのトライアンドエラーを経験し尽くした40代では心地よい服を好み、より自由に装う自分に出会えました。年齢を重ねていく中でこだわりを持つことほど面倒なことはないと気がついていったので、今はファッションへのこだわりがありません。その日の気分や予定、誰に会うか、どこへ行くか、何をするかに応じてフレキシブルにファッションを楽しんでいます。

自由な装いを楽しむ中でも、今気になるファッションスタイルやアイテムはありますか?

 レディライクなスタイルが気になっています。これから秋冬に向けて、スーツスタイルやショートジャケットを取り入れたいです。

そのようなスタイリング、アイテムで気になるブランドはありますか?

 自分を知っていて、装うことを楽しんでいる女性が選ぶイメージがAKRISにあります。またファッションを“掛け捨て”ではなく、“積み立て”というコンセプトで捉えているブランドだとも感じます。スタイリングの仕上げに、最終的にエレガントさを加えたいときに選びたいです。

AKRISから登場した3 WAYで着られるThe Duo Coatを実際に佳子さんが着るとしたら、どのようにスタイリングで楽しみますか?

 ネイビーのボレロは秋の始まりに。ハイウエストのウールブラックパンツに良質な白T、そしてシルバーのオープントゥヒールサンダル、グリーンのベースボールキャップを合わせて、スポーティーでアーバンなスタイリングを楽しみたいです。
少し肌寒くなり始めた頃にはネイビージレにカシミアのセットアップ、足元はハイテクスニーカーで犬の散歩へ。
いよいよ冬になったら、ジレとボレロをレイヤーさせたネイビーのコートスタイル。少し透け感のあるハイゲージのカシミヤハイネックニットにウールのニーレングスのラップスカート、そしてロングブーツを合わせてオールブラックのクラシックなスタイリングで、車で旅行に行くときに着てみたいですね。

The Duo Coat

ウールダブルフェイスの3WAYコート。ロングジレにボレロがセットになった2in1アイテムで、ロングコートとしてはもちろん、ふたつのパーツに分かれシングルアイテムとしてそれぞれが活躍します。
カラーバリエーションは「グレージュ」「ネイビー」「カーキグリーン」の3色展開。

クリス-ウェブ 佳子 モデル・コラムニスト

4年半にわたるニューヨーク生活で養った国際感覚と、バイヤーやPRなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、2011年から10年間にわたり人気雑誌「VERY」の専属モデルを務めた。
ストレートな物言いと広い見識で、トークショーやイベント、空間、商品プロデュースの分野でも才覚を発揮する。2017年にエッセイ集「考える女(ひと)」(光文社刊)、2018年7月にトラベル本「TRIP with KIDS こありっぷ」(講談社刊)を発行。二女の母。